Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 舞台「日本三國」開幕!橋本祥平が手応え「皆様の中でも残り続ける瞬間がある物語」

舞台「日本三國」開幕!橋本祥平が手応え「皆様の中でも残り続ける瞬間がある物語」

ステージ

ニュース

ナタリー

舞台「日本三國」ゲネプロより。

橋本祥平らが出演する舞台「日本三國」が、本日7月25日に東京・シアターHで開幕。これに先駆け、同日にゲネプロが行われた。

「日本三國」は、小学館のマンガ配信アプリ「マンガワン」、および小学館のWebマンガ配信サイト「裏サンデー」で連載されている松木いっかによるマンガ。文明が崩壊した近未来を舞台に、大和、武凰、聖夷という三国に分裂した日本の再統一を目指す青年・三角青輝の活躍が描かれる。同作を原作とした舞台「日本三國」では、脚本・演出を西田大輔が手がけ、三角役を橋本が演じる。

オープニングシーンでは、舞台上に設置された大階段にキャスト一同が勢ぞろいし、1人あるいは数名、もしくは大勢で唱和する形で、物語のプロローグを観客に語り聞かせる。西田作品の代名詞とも言える、銃や刀を用いた激しい殺陣・アクションはもちろん登場するが、今回の舞台「日本三國」では全編を通して、俳優たちのセリフの応酬に焦点が当てられ、“言葉”の力で物語が紡がれていく。

橋本が演じるのは、大和の愛媛郡で生まれ育ち、地元で司農官として働く三角。田野優花扮する三角の妻・東町小紀の身に起こった事件を契機に、三角は大和の首都・大阪へ向かい、松田賢二演じる大和の辺境将軍・龍門光英に仕えることを決める。橋本は、小紀を襲った悲劇から逃れられない三角の苦しみを、絶望に満ちた光のないまなざしで表現。一方で、小紀の言葉に勇気をもらい、日本再統一を目指して未来を切り拓く三角の勇敢さを、力強いセリフ回しで表現した。

三角が仕える龍門と、三角が大阪へ向かうきっかけを作った大和の内務卿・平殿器、2人の関係性や緊迫したやり取りも本作の見どころの1つ。松田は、三角をはじめ、赤澤燈演じる阿佐馬芳経、平野良演じる賀来泰明ら部下から信頼される龍門を、重厚感あふれる演技で懐の深い人物として立ち上げる。平殿器役の宮下雄也は、人を食った態度と高笑いで平殿器の横暴さを表現しつつ、実は平殿器が腹の内を見せない謎めいた人物であることを仄めかした。なお本作は、大和に関連する登場人物だけでなく、佐藤日向演じる輪島桜虎ら聖夷の人物にもフィーチャーした群像劇となっている。

開幕に際し、橋本は「いよいよ、舞台『日本三國』の幕が上がります。きっと皆様の中でも残り続ける瞬間がある物語。天下泰平を目指すこの一歩、勇気を出して皆様の前に立たせていただきます」とコメント。西田は「この『日本』が舞台の物語。皆様にも、触れて欲しい、体験してほしいと心から願っています。ご来場お待ちしています!」と観客に呼びかけた。

上演時間は休憩ありの約3時間5分。公演は8月3日まで行われ、2日12:30開演回および18:00開演回はシアターコンプレックスTOWNで配信される。またこのたび、本作のBlu-rayが来年1月14日に発売されることが決定した。

橋本祥平コメント

孫子曰く、「先んじて戦地に処りて敵を待つ者は佚し、後れて戦地に処りて戦いに趨く者は労す。故に善く戦う者は人を致すも人に致されず。」即ちこの一ヶ月という稽古期間、準備を怠らずこの日の戦に向けての爪を研ぎ続けておりました。

特に「日本三國」の面白さでもある言葉の力、それに加えて生身の人間が演じる意味としてセリフ以外の行間の奥深さを大切に、演出の西田さん、百戦錬磨のキャストの皆様のもとで多くの学びがあった稽古。

いよいよ、舞台「日本三國」の幕が上がります。きっと皆様の中でも残り続ける瞬間がある物語。

天下泰平を目指すこの一歩、勇気を出して皆様の前に立たせていただきます。

赤澤燈コメント

いよいよ舞台「日本三國」開幕いたします。

ここまで様々な媒体で何回も言ってますが、とにかく原作がめちゃくちゃ面白い。ので、そんな作品を舞台化することへのドキドキ感はありますが、面白い作品を演劇で表現できる喜びはひとしお。

その中で阿佐馬芳経、ツネちゃんさんの魅力をしっかりお届けできるように、そして、演出・西田さんのもと、祥平を筆頭に全員で「日本三國」の世界を皆様へお届けしたいと思います。

素敵な瞬間がたくさんあります。是非、劇場で。

佐藤日向コメント

お話をいただいた時、桜虎という女の子が、単に魅力だけではなく、総帥として、そして1人の女の子としての脆い一面も持っており、そこが読者の皆様の心を掴んでいるからこそ、この子を舞台で演じる責任の重さとワクワクが同時にありました。

聖夷のみんなと積み上げてきたものは、必ず皆様のもとへ届くと感じています。

まもなく、開戦。

松田賢二コメント

高潔で文武に秀で、誰もが尊敬の念を抱く将軍・龍門光英を演じます。

まあ、こんなヒーローに憧れていた……というのが正直なところなんですが。

若い方たちそれぞれが作り上げる強い強い覚悟とともに僕もいます。

是非とも多くの方に観ていただきたいです。すごく面白い舞台です。

よろしくお願い申し上げます。

宮下雄也コメント

連載当初から「日本三國」のファンで、「舞台化するなら平殿器をやりたい」と思っていたので、オファーが来た時は嬉し過ぎて呼吸を忘れました。この作品の見どころの一つでもある「言葉で戦う」シーンは緊張感を持って挑みたいと思います。演出の西田大輔さんが稽古中に仰った「芝居をやっていて1番贅沢なことは新しい感情に出会うこと」という言葉が凄く印象に残っていて、僕も実際に稽古を通して新しい感情に出会えた瞬間がいくつもありました。劇場シアターHで新しい感情と感動を体感してください。お待ちしてます。

西田大輔コメント

いよいよ舞台「日本三國」の幕が開きます。

原作へのリスペクトを忘れず、俳優・スタッフと舞台でやる意味を大切に紡いできた稽古の日々でした。

僕自身も創りながら、たくさんの「新しい感情」に出会いました。

この「日本」が舞台の物語。

皆様にも、触れて欲しい、体験してほしいと心から願っています。

ご来場お待ちしています!

%play_3403_v3%

©松木いっか/小学館 ©舞台『日本三國』製作委員会