RWC2025を戦う女子日本代表32名を発表! マッケンジーHC「タフな戦いをする覚悟はある」
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女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会の女子日本代表登録メンバー一同
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すべて見る『太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2025』女子スペイン代表戦で2連勝を飾ったサクラフィフティーン(女子日本代表)が7月27日、『女子ラグビーワールドカップ(RWC)2025』イングランド大会の登録メンバー発表会見を行った。有水剛志チームディレクター、レスリー・マッケンジーHC、長田いろほ主将は次のように抱負を口にした。
有水TD「今回の『RWC』でトップ8をターゲットに準備してきた。3つの試合で必ずやプールステージを突破し、ノックアウトステージへ進出してくれるものと思っているので、ご声援のほどお願いします」
マッケンジーHC「我々の目の前にはエキサイティングな機会が待ち受けている。メンバー全員を誇りに思っている。3年前とは違う段階に我々がいる。これまで尽力してくれたスタッフ、ハードワークを重ねてくれた選手のことを誇りに思う。まずイタリアとの試合から我々が積み上げた成果を見せたいと思う」
長田主将「本当にもうすぐ『RWC』という実感が湧いている。私たちが準備してきたことを出すチャンス。サクラフィフティーンの準備してきたことをしっかり出し、ベスト8以上の結果を出したい」
『RWC』プールCではどんな戦いを想定しているか質問されたマッケンジーHCは?
「プールステージはタフな流れで進んでいくと思う。アイルランドは『WXV』3部から1部に這い上がってきたチーム。『シックスネーションズ』で経験があり、2024年の『WXV』1部ではニュージーランドに勝った経験がある。アイルランドは運動能力が高く、セブンズのスター選手を擁し、セットピースを武器にしてくる。フィジカル、スピード、スキルを活かしてくるアイルランドとの初戦は非常にタフな戦いになると覚悟している。
ブラックファーンズは2度『RWC』で優勝した経験が誰もが知るチーム。ブラックファーンズと対戦することを非常にワクワクしている。
最終戦で戦うスペインは今回2試合戦ったが、素晴らしい調整力があるチーム。とてもチャレンジングな『RWC』になると思う。相手もタフな戦いをする覚悟があるだろうし、我々にもその覚悟はある」
この3年間で一番伸びた点を質問された指揮官はこのように返答した。
「前回の大会から3年間、まず強化日程が変わった。前回はコロナ禍でなかなか準備がままならなかったが、今回は強化試合が組まれ、クオリティを見せたことできた。
スタッフ陣も充実した。(FWコーチの)マーク・ベイクウェルの反復練習によって、FW陣に必要なセットピースを確保した。またベリック・バーンズ(BKコーチ)、サイモン・ミドルトン(ハイパフォーマンスアドバイザー)によってBKが大きく変わった。全体像を理解し、グラウンドで実践するようにサイクルが変わった。合宿の時間が増えたことも、チームとしてレベルアップした要因だと思う。振り返ると、ポジティブな面が多い。この準備が結果を約束するものではないが、パフォーマンスについては確約できると思っている」
32名を選出したセレクションポリシーを聞かれたマッケンジーHCは「ない」と答えた。その心は?
「セレクションポリシーはない。チームとしても個人としてもそれぞれがセレクションのスタンダードをつくってきた。お互いにフィジカルの競い合いをしてきた。連れていく32名を選んだのは選手たち、私ではない」
女子日本代表本大会登録メンバーは以下の通り。
【PR】加藤幸子(横河武蔵野アルテミ・スターズ)29
北野和子(MIE PEARLS)21
小牧日菜多(東京山九フェニックス)21
永田虹歩(MIE PEARLS)29
町田美陽(日本経済大学女子ラグビー部)3
峰愛美(日本体育大学ラグビー部女子)11
【HO】公家明日香(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)21
小鍛治歩(東京山九フェニックス)11
谷口琴美(横河武蔵野アルテミ・スターズ)25
【LO】櫻井綾乃(横河武蔵野アルテミ・スターズ)22
佐藤優奈(東京山九フェニックス)23
吉村乙華(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)28
【BR】川村雅未(横河武蔵野アルテミ・スターズ)21
向來桜子(日本体育大学ラグビー部女子)21
齊藤聖奈(MIE PEARLS)49
長田いろは(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)39
細川恭子(MIE PEARLS)17
ンドカ ジェニファ(北海道バーバリアンズディアナ)14
【SH】阿部恵(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)31
津久井萌(横河武蔵野アルテミ・スターズ)41
【SO】大塚朱紗(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)35
山本実(YAMAMOTO YOKOHAMA TKM)37
【CTB】安藤菜緒(BRAVE LOUVE)12
小林花奈子(横河武蔵野アルテミ・スターズ)20
畑田桜子(日本体育大学ラグビー部女子)8
古田真菜(東京山九フェニックス)35
弘津悠(ナナイロ プリズム福岡)16
【WTB】今釘小町(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)30
香川メレ優愛ハヴィリ(ナナイロ プリズム福岡)5
松村美咲(東京山九フェニックス)12
【FB】西村蒼空(MIE PEARLS)20
松田凜日(東京山九フェニックス)14
※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。
女子日本代表は8月2日(土)にイタリアへ旅立ち、9日(土)・女子イタリア代表のテストマッチを経て12日(火)にインブランドへ移動。24日(日)に『RWC2025』イングランド大会プールC・女子アイルランド代表戦、31日(日)に女子ニュージーランド代表戦、9月7日(日)に女子スペイン代表戦と対戦し、上位2位までのノックアウトステージ準々決勝の切符を目指す。
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