今井翼×すみれの「月のこおり」11月公開、札幌を舞台に9年間の恋模様を描く

今井翼が主演を務める映画「月のこおり」が、11月21日より東京・新宿バルト9ほかで順次公開されることが決定。本作は北海道・札幌を舞台に、写真家とジャズシンガーの恋模様を描くラブストーリーだ。

今井が演じたのは、東京で妻子と暮らす写真家の北村竜次。彼が札幌のとある専門学校で特別講師として写真の講義をした際に出会う生徒・小春役を、「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」のすみれが担った。ジャズシンガーを目指す小春から、自身が歌っている姿を撮ってほしいと頼まれた竜次は、ジャズクラブへ小春のライブを観に行き、その才能にすっかり惚れ込む。それ以来、毎年小春を撮った写真の個展を札幌で開催するようになった。9回目の個展を開催した春、ギャラリーを閉めることをオーナーに告げられた竜次と小春は、毎年続いてきた撮り・撮られる関係に終わりが来ることを予感する。竜次は小春と会うたびに就職や結婚の報告を受けていたが、個展の最終日に小春の専門学校時代の友人らが現れ、実は彼女が結婚していないことを知る。

今井とすみれのほか、宮地真緒、深尾あむ、内木志、安保卓城、佐藤広大、近藤芳正がキャストに名を連ねた。監督・脚本を務めたのは堂野アキノリ。本作は「KATACHI」「右へいってしまった人」に続く監督3作目となる。

今回解禁されたポスタービジュアルには「月面の氷のように、消えずに残る想いがある──」というキャッチコピーとともに、写真家として1人の女性を見守る竜次と、ステージに立つ小春の姿が収められた。劇中に登場する写真は写真家のレスリー・キーが撮影したもので、ポスタービジュアルにも用いられている。

©2025年映画「月のこおり」製作委員会