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ゲイリー・オールドマンが哀愁を漂わせる「パルテノペ ナポリの宝石」本編映像

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「パルテノペ ナポリの宝石」場面写真

「グレート・ビューティー/追憶のローマ」「The Hand of God」などを手がけたパオロ・ソレンティーノが監督を務めた映画「パルテノペ ナポリの宝石」の本編の一部がYouTubeで公開中。セレステ・ダッラ・ポルタ演じる主人公パルテノペと、ゲイリー・オールドマン扮する孤独な作家ジョン・チーヴァーの共演シーンが映し出された。

第77回カンヌ国際映画祭に出品された本作は、1950年に南イタリアのナポリに生まれ、人魚の名でナポリの街を意味する“パルテノペ”と名付けられた女性の生涯を描いた人生讃歌。聡明で誰からも愛される彼女には、深い絆で結ばれる兄・ライモンドがいた。パルテノペが年齢を重ねて美しく変貌を遂げていく一方、ライモンドの孤独が暴かれていく。

このたび公開されたのは、プールサイドで運命的な出会いを果たしたパルテノペとチーヴァーがランチをともにする場面の映像。「あなたの美がもたらす破壊にお気付きかな?」と問うチーヴァーに対し、パルテノペが「最近少しずつ……そんな気が」と答える姿や、彼女が隣の席にいた女性から「大女優の素質があるわ」とスカウトを受ける様子などが収められた。

もともとソレンティーノの大ファンであったというオールドマン。「彼(ソレンティーノ)の映画には哲学、ウィット、驚きがあり、いつも豪華に撮影されていて、欠点がありながらも魅力的なキャラクターたちを描く柔軟性がある。インタビューで『誰と一緒に仕事がしたいか』と聞かれ彼の名前を挙げたことが監督にまで伝わったようで、彼から連絡がきて、『君が僕のファンだと聞いたが、僕も君の作品がとても好きなんだ。脇役だけど素敵な役があって、ぜひ来てくれないか?』と言われたんだ」と出演の経緯を明かす。

オールドマンが演じたチーヴァーは、1950年代を中心に活躍した実在のアメリカ人作家ジョン・チーヴァーをモデルに、ソレンティーノが新たに解釈したキャラクターだ。ソレンティーノは「彼が記した日記は、表に出したくない感情にとらわれていた。人生の旅を始めたばかりのパルテノペが、自分自身を解放できないために自由への旅路を歩めずにいる大人と出会うことに面白みがあると思ったのです」と語る。オールドマンとの共演を楽しんだと話すポルタは「パルテノペは、チーヴァーの中に自分自身や自分の兄を見ているのかもしれません。彼らはみな、周囲の世界になじむことができない人々なのです」と述べた。

「パルテノペ ナポリの宝石」は8月22日より東京・新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次公開。ステファニア・サンドレッリ、シルヴィオ・オルランド、ルイーザ・ラニエリ、ペッペ・ランツェッタ、イザベラ・フェラーリも出演し、製作にはラグジュアリーブランドとして知られるサンローラン傘下のサンローラン プロダクションが名を連ねた。

※「パルテノペ ナポリの宝石」はR15+指定作品

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