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事件の“全貌”にたどり着けるか?
映画ファンが“ドハマり”する『ロングレッグス』特集

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必見、最高、誰も観たことがない……絶賛が相次ぐ映画『ロングレッグス』

それはとにかく奇妙な事件だった。ごく平凡な一家で突然、父親が妻と子を殺害して自ら命を絶つ事件が過去30年の間に10回も起きていたのだ。FBI支局に勤務する新人捜査官のリー・ハーカーはこの事件の担当に抜擢され、初日から驚くべき直感を発揮する。

彼女が手をつけたのは、これまでの事件の資料と現場に残された“ロングレッグス”という署名付きの暗号文。“ロングレッグス”とは何者なのか? そしてこの暗号は何を意味しているのか? リーは粘り強く捜査を続け、バラバラになっていた事実が次第につながっていき、やがて暗号に隠された法則も明らかになっていく。

そして、この過程で重要な真実が浮かび上がる。それは母に育てられたリーの過去と“ロングレッグス”の意外なつながりだった。

彼女は事件とどのような関係があるのか? ロングレッグスの正体とは? そして事件の真相とは?

リーはさらに捜査を進め、想像を絶する恐ろしい真実と、すべてを永遠に変えてしまう狂気に満ちた事態に近づいていく。

本作の脚本と監督を務めたのは、俳優としてクリス・パイン主演の『スター・トレック』シリーズや『NOPE/ノープ』などに出演する一方、フィルムメイカーとしてA24製作『フェブラリィ~消えた少女の行方~』『呪われし家に咲く一輪の花』など手がけるオズグッド・パーキンス。

アルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』に主演し、インパクト絶大な怪演でホラー映画史にその名を刻む名優アンソニー・パーキンスの子として生まれ、『サイコ2』で父が演じる主人公ノーマン・ベイツの若き日を演じて映画界に足を踏み入れたオズグッドは、ホラー映画の歴史とレガシーを引き継ぎながら現代の観客を驚かせる作品を連発中。すでに新作『THE MONKEY/ザ・モンキー』をヒットさせており、『悪魔のいけにえ』の新作を手がけるとのウワサも。いま、映画界が最も注目する才能の手腕を本作で存分に堪能できる

主人公の捜査官リーを演じたのは『イット・フォローズ』で大ブレイクを果たし、Netflixオリジナル『TAU/タウ』では主演を務めた注目の若手俳優マイカ・モンロー。そして彼女に対峙するタイトルロール“ロングレッグス”を、名優にして映画ファンを魅了してやまない人気スター、ニコラス・ケイジが演じている。

日本でも“ニコケイ”の愛称で親しまれているケイジは、大規模作品からインディーズ映画まで幅広いジャンルの作品に出演し、その役柄も多彩だが、本作では特殊メイクによってアッと驚くビジュアルに変貌し、謎に満ちたロングレッグス役を大熱演。登場するだけで一瞬にして空気が変わる存在感、観る者を釘付けにする表情と演技、画面を埋め尽くすような“圧”を感じるキャラクター表現……ニコラス・ケイジの新機軸にして“真髄”を観るような演技に注目だ。

本作は全米公開前から注目を集め、2024年夏にアメリカで公開されると、これまでに『パラサイト 半地下の家族』『ANORA アノーラ』などを手がけてきた配給会社ネオンの国内最高興行収入、アメリカの2024年度のインディーズ映画最高収入を記録。“この10年で最も怖い映画”や“『羊たちの沈黙』以来、最高の連続殺人鬼映画”などのレビューがメディアを埋め尽くした。

日本公開時にも本作を絶賛するコメントや考察記事があふれ、高評価を獲得。観ると“ハマる”作品なのだ。気軽にリピート鑑賞できるデジタル配信&DVD発売のタイミングで再び本作に注目が集まることになりそうだ。

繰り返し観ることで“事件の全貌”にたどり着く

『ロングレッグス』は、連続殺人事件を描くサスペンス作品で、オズグッド・パーキンス監督は『羊たちの沈黙』や『セブン』など映画史に残る名作のテイストや構造を丁寧に分析・研究して作品に盛り込んでいる。

しかし、本作の最大の魅力は、それらのサスペンス要素やジャンルにとどまらない内容の幅の広さと、観れば観るほどに新たな要素やドラマが発見できる“奥行き”の深さだ。

主人公の捜査官リーは連続殺人事件を追うために膨大な資料を読み解き、暗号解読に挑むが、彼女はなぜか通常のサスペンス映画の主人公とは思えないほど直感に優れ、並外れた能力を発揮する瞬間がある。観客の“こうなるだろうな”という予想を一瞬にして覆す超常的な展開が本作にこれまでにない緊張感をもたらす。

さらに物語が進んでいくと謎解きや事件の解決、犯人との対峙と並行して、“家族のドラマ”が浮かび上がってくる。劇中で描かれる事件の被害者はすべて父、母、娘の家族で、主人公のリーは唯一の肉親である母親と何度も何度も電話で話をするが、なかなか会いに行こうとしない。事件の背後に隠されているものは何か? リー捜査官の幼少期に何が起こったのか? 彼女と母の間にあるドラマとは?

『ロングレッグス』はサスペンス的な展開を主軸にしながら、次から次へと新たな要素が出現し、観る者を魅了していく。やがて、それらのドラマ、感情、伏線は衝撃的なつながりを見せ、怒涛のクライマックスに雪崩れ込んでいく。

本作は結末がわかった後も繰り返し観ることで意外なドラマや伏線、映像や音響へのこだわりが見つかる作品だ。ショッキングな描写の前に語り手はどのようにシーンを設計し、衝撃が最大になるように演出しているのか? 主人公とロングレッグスの関係が最も大きく変化するシーンはどこか? 劇中で足音や空気の音が意図的にカットされるなど音響が操作されているシーンはどこか? ロングレッグスの“真の狙い”は本当に絶たれたのか? 太陽の光がほぼ入ってこない空間でどのように映像が綴られているのか?

脚本や演出の仕掛け、キャラクターの感情やドラマ、映像や音響といった映画&アートな視点、そしてサスペンス、ホラー演出の面白さ……部屋の電気を暗くして、配信やDVDで繰り返し本作を観ることで初回には決して見えなかった展開や感情、伏線が見つかるだろう。その時、あなたの前に“ロングレッグス"が再び出現するのだ。

配信&DVDは“深掘り”に最適!

劇場公開時には字幕版の上映だったが、配信&DVDリリースのタイミングで待望の日本語吹替版の制作が実現した。早見沙織が主人公の捜査官リー・ハーカーを演じるほか、名優・大塚明夫がニコラス・ケイジ扮するロングレッグス役で登場。そのほか、金光宣明、冨永みーな、寺西はる、國府咲月、永瀬アンナ、江田拓寛、前堂友昭ら豪華声優陣がキャストを務めている。

早見沙織 コメント

ジワジワと背中に着いてくるような不穏で不気味な空気感が、最初から最後まで画面の中に常にあり、すごく物語に引き込まれ、入り込み、没入できる作品で、驚くほど色々なところに張られている伏線も楽しめると思います。私が演じた新人捜査官は、新人にしてはミステリアスな、気になるような雰囲気があり、それを意識して表現しました。映画館で字幕版を観ていただいた方は、日本語吹替ならではの味わいを、そしてニコラス・ケイジを演じる大塚明夫さんのクレイジーな表現を、楽しんでください。

大塚明夫 コメント

他の作品には無いような、別種の、決してコワモテではない陰湿な粘っこい恐ろしさがある作品です。また、私の演じるニコラス・ケイジが、なんと自分の顔をいっさい出さず(我々声優は常にそうなんですが…笑)、恐ろしい特殊メイクだけで出演しているという異例の作品で、ゆえに、いつものニコラスとは違った、解き放たれたかのような自由さ、新鮮さ、楽しさを意識して演じました。ただ、その一方で、恐ろしい特殊メイクを通して、その笑顔の奥に、いつものニコラスがいるなぁ…とも感じました。

字幕に気を取られず、画面の細部まで集中して楽しめる吹替版は本作の“深掘り”に最適だ。作品世界への没入感を邪魔することのないハイクオリティな吹替版になっており、オリジナル音声と両方楽しむことでより深く作品を堪能できる。

■本編映像の一部を特別公開!

『ロングレッグス』

DVD 8月15日(金) 発売&デジタル配信開始

価格:¥5,280(税込)
品番:DZ-0896
発売・販売元:松竹
収録分数: 本編:約101分+映像特典(オリジナル予告編):約2分
画面サイズ:16:9 LB シネマスコープサイズ
ディスク層式:片面1層

音声:
(オリジナル)英語 ドルビーデジタル5.1chサラウンド
(吹替)日本語 ドルビーデジタル2.0chステレオ
※声の出演:早見沙織、大塚明夫、金光宣明、冨永みーな、寺西はる、國府咲月、永瀬アンナ、江田拓寛、前堂友昭
字幕:日本語/吹替用日本語
※同日レンタル開始