みんな何かを抱えている、戸田菜穂や木村了が出演した「メイソウ家族」予告
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「メイソウ家族」より、第1話「YUI」場面写真
熊切和嘉、金田敬が監督を務めたオムニバス映画「メイソウ家族」の予告編が、YouTubeで解禁された。
同作は、大阪芸術大学映像学科の学生と映像業界のプロがタッグを組んでドラマや映画を作る「産学協同プロジェクト」から生まれた11作目の映画。第1話「YUI」では、互いに向き合わなくなった家族の崩壊と思いがけない修復の糸口が描かれる。「YUI」の5年後を舞台とした第2話「MONOS」は、正体不明の生物を車でひいて死なせてしまったカップルの顛末を追った近未来ドラマ。そして第3話「UMI」は、失声症の中学生・羽美と彼女の個別授業を受け持つ教師・風間の物語だ。
「YUI」には戸田菜穂、永野宗典、三浦理奈、高村佳偉人、「MONOS」には三浦理奈と秋庭悠佑、「UMI」には西岡奏と木村了が出演。「YUI」「UMI」の監督を熊切、「MONOS」の監督を金田が担当した。予告編では、“みんな何かを抱えている”というテロップとともに3つの物語の印象的なシーンが切り取られた。戸田らキャストのコメントは下記にまとめた。
「メイソウ家族」は、8月29日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、大阪・テアトル梅田ほか全国で順次公開。
戸田菜穂 コメント
学生さんと一緒の電車で大阪芸大に通い、校舎で支度してから現場に向かう毎日でした。
あらゆる技術パートのトップに教授がいらして、スタッフでもある生徒さんたちが「先生」って呼んでいらっしゃるのが印象に残り、楽しくてワクワクしました。
本番の声がかかると、学生さんの目がとても真剣に輝き、大変集中力の高まる素敵な撮影現場でした!!
永野宗典 コメント
熊切監督作品に参加できたことは念願でした。重たいテーマを扱いながらも、監督は常に楽しそうに演出されていて、映画への深い愛をそばで感じられたのが幸せでした。撮影の合間は共演者やスタッフと和やかに過ごせ、とても居心地の良い現場でした。大阪芸大の学生の皆さんの初々しさと頼もしさに触れ、プロの現場と変わらぬ安心感で、のびのびと撮影できました。
三浦理奈 コメント
「メイソウ家族」の現場は、他の現場とは違って自分と同い年ぐらいの学生さんが、プロの撮影チームに混ざりながら一緒にお仕事をされていたので、スタッフさんとの年齢が近いという不思議な感覚でした。
また、学生のみなさんが、一生懸命に仕事に取り組む姿を間近で見て、自分ももっと頑張ろうと刺激を貰えました!
共演させて頂いた秋庭さんはとにかく凄く元気が溢れていて、ずっと現場が明るかった印象があります! 笑
高村佳偉人 コメント
第一話YUIで優輝役を演じさせていただきました、高村佳偉人です。
この作品はすこし歪な形の家族が変わった形で家族の中を深める、そんな家族愛の物語です。
またこの作品はスタッフさんに学生の方々が参加されていて、先輩のスタッフさん方に教えて貰いつつ、撮影の中でどんどん皆さん成長されていて、撮影の終盤には頼もしくて私も頑張ろうと思いましたし、撮影現場も先輩のスタッフさんがいらしたので他の作品の撮影現場と遜色なく、楽しくしっかりとこの作品に向き合えたかなと思います。
西岡奏 コメント
スタッフに学生さんが多く、年齢が近いこともありとても話しやすかったです。
初現場で緊張していた私に「おはよう!頑張ろうね!」と声をかけてもらい、最後まで楽しく撮影できました。
木村了 コメント
信頼する熊切監督の元、学生さん達と作品創りに挑んだ訳ですが、僕自身が改めて、作品は役者だけでは創れないと思いました。
大阪芸大の学生の皆さんは常に前向きで、初めての事に戸惑いながらも真っ直ぐに作品に携わっている姿をみて、普段の撮影現場以上に、より僕自身が芯を持って役を立ち上げなければならないと逆に刺激を頂きました。
撮影スケジュールはタイトで、きっと皆様疲弊された事だと思います。
ですが、その分繊細な作品になっていると思います。
とにかく、一生懸命な方達に背中を押して頂けた作品です。
©大阪芸術大学