ウェールズ2連戦で得た収穫と課題を手に、ラグビー日本代表は次なる戦いPNCへ
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リーチ マイケル (C)JRFU
『リポビタンDチャレンジカップ2025』ウェールズ代表2連戦から小休止を挟んだラグビー日本代表が8月末から次なる戦いに臨む。新方式となって2回目となる『パシフィックネーションズカップ(PNC)2025』へ挑むのだ。
昨年の『PNC』ではカナダ、アメリカとのプール戦、サモアとの準決勝で順当に勝利したが、フィジーとの決勝では後半4トライを畳み掛けられて17-41の悔しい黒星を喫した。決勝までの3試合でも25点前後奪われるなど、ディフェンスも気になった。
7月5日のウェールズとの初戦ではノンキャップの若いメンバーが多い中、前半は7-19と追う展開となるも後半はディフェンスで粘りを見せて相手の攻撃をシャットアウト。さらにFB中楠一期、WTBハラトア・ヴァイレアが代表初キャップ初トライをマークするとともにSO李承信もショットを確実にものにして24-19で見事な逆転勝利を収めた。
続く12日・第2戦の前半も10-21のビハインドを背負ったが、63分にはCTBディラン・ライリーのカウンターがさく裂し、李がCGを決めて22-24と迫り、2戦連続の逆転劇を予感させた。しかし、互いにスティールする中、最後はウェールズがスコアし、22-31で敗戦。歴史的連勝はならなかった。
2連戦を終えたリーチマイケル主将はこのようにコメントした。
「2試合連続でスタートの部分を改善しないといけない。試合を通していい流れとそうでない時があった。連戦で勝つことの難しさを肌で感じたのは、ひとつのポジティブなこと。この結果は非常に悔しい思いが一番。先週勝って大喜びし、今週勝てる試合を落としてしまったのが非常に悔しい。でも終わりではない。この結果がバネにして『PNC』に向けていい準備したい」
また、エディー・ジョーンズHCはマオリ・オールブラックス戦を含めた『リポビタンDチャレンジカップ2025』3試合の代表メンバーについて、ケガなどで「13人の非常に実力のあるメンバーを選出できなかった」と語っていたが、『PNC2025』ではどんなメンバー編成になるのか。
日本代表は8月30日(土)・ユアテックスタジアム仙台での『PNC2025』プールB・カナダ戦、9月6日(土)・アメリカサクラメントでのプールB・アメリカ戦を経て、14日(日)・デンバー、20日(土)・ソルトレイクシティでのファイナルシリーズへ突入する。カナダ戦のチケットは明日8月2日(土)10時より一般発売。
パシフィックネーションズカップ2025 日本代表vsカナダ代表のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2561004