「華岡青洲の妻」新橋演舞場公演の開幕に大竹しのぶ「人生とは、と深く考えさせられる作品」
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「華岡青洲の妻」より。
「華岡青洲の妻」の東京・新橋演舞場公演が、昨日8月1日に開幕した。
「華岡青洲の妻」は、有吉佐和子が1966年に発表した作品。世界で初めて全身麻酔による手術を成功させた華岡青洲のエピソードをもとに、嫁と姑の闘いが描かれる。7月の京都公演、福岡公演を経て、このたび東京公演がスタートした。
齋藤雅文が演出する今回の公演では、青洲の妻・加恵役を大竹しのぶ、青洲役を田中哲司、青洲の母・於継役を波乃久里子が演じる。そのほかの出演者には、於勝役の田畑智子、小陸役の武田玲奈、米次郎役の陳内将、於沢役の長谷川稀世、良庵役の曽我廼家文童らが名を連ねた。
東京公演開幕に際し、大竹は「美しい日本語の裏にある人間の恐さや愚かさ、そして人生とは、と深く考えさせられる作品です。大好きな新橋演舞場で、またこんな素晴らしい芝居が出来るなんて私は本当に幸せです」とコメント。また波乃は「親子や夫婦、そして嫁と姑──さまざまな立場の想いが複雑に絡み合う本作の世界を、ぜひ劇場にて、その息づかいを感じていただければと思います」、田中は「登場人物のいきいきとした姿や、人と人との結びつきや心の機微が丁寧に描かれた、奥行きのある作品です。ぜひ劇場で、その世界をご体感いただけましたら幸いです」と語った。
公演は8月17日まで行われる。
大竹しのぶコメント
様々なことが起こりながらも、とにかくただただこの芝居を皆さんに届けたいという想いで、スタッフ、キャスト共に頑張ってきました。美しい日本語の裏にある人間の恐さや愚かさ、そして人生とは、と深く考えさせられる作品です。大好きな新橋演舞場で、またこんな素晴らしい芝居が出来るなんて私は本当に幸せです。17日までみんなと頑張ってゆきます。
波乃久里子コメント
わたくしは、青洲の母・於継役をつとめさせていただきます。於継は、息子の成功を心から願いながらも、しのぶさん演じる嫁・加恵と、強い意志と誇りをもって真っ向から向き合う、気高い精神を宿した女性です。親子や夫婦、そして嫁と姑──さまざまな立場の想いが複雑に絡み合う本作の世界を、ぜひ劇場にて、その息づかいを感じていただければと思います。
田中哲司コメント
この作品は、青洲とその妻・加恵、母・於継の三人を軸に、家族の絆や葛藤を描いております。登場人物のいきいきとした姿や、人と人との結びつきや心の機微が丁寧に描かれた、奥行きのある作品です。ぜひ劇場で、その世界をご体感いただけましたら幸いです。
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