「のだめカンタービレ」コンサート、一部楽曲で千秋役の三浦宏規が指揮者を担当

「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート！」で、指揮者を目指す音大生・千秋真一を演じる三浦宏規が、一部楽曲にてオーケストラの指揮を務めることがわかった。

二ノ宮知子による同名マンガを原作にしたミュージカル「のだめカンタービレ」は、2023年に初演された。今回のシンフォニックコンサートは台湾と東京で開催される。三浦は台湾公演にて現地のプロオーケストラ、東京公演にて東京フィルハーモニー交響楽団でタクトを振る。

三浦は本番に備え、本公演のクラシック音楽監修を務める茂木大輔の指導のもと、指揮の稽古を重ねているという。このたび、有志オーケストラの協力のもとで行われた、稽古風景の写真が到着。稽古で三浦たちはベートーヴェン「交響曲第7番」に取り組んだ。

三浦は「ピアノ教師である母親に『大それたことをしている』と言われ、実際目の前のオーケストラの音に圧倒され緊張しましたが、指揮をするのは凄く楽しいです。先生がタクトを振ると途端に音色が変わるのも勉強になりました。まだまだ学ばなければならないことが多いので、本番までにこれからもっと練習を重ねて行きたいと思います」とコメント。

また指導を務める茂木は「三浦さんはもはや、俳優が指揮者のフリをする、という段階では無く、音大の指揮科の生徒へ教えるようなレベルで指導をしています。一度教えたことはすぐに習得しますし、本番ではきっと素晴らしい指揮を見せてくれると信じています」と語った。

今回のコンサートでは、作詞・上演台本・演出を上田一豪、音楽を和田唱が担当。ミュージカルにも出演した、のだめこと野田恵役の上野樹里、千秋役の三浦宏規、フランツ・フォン・シュトレーゼマン（ミルヒ・ホルスタイン）役の竹中直人が再集結する。

公演は9月6・7日に台湾・Taipei Music Center、13日から15日まで東京・東京ガーデンシアターで行われる。

©二ノ宮知子・講談社／ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート！製作委員会