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小沢仁志が「読めよ!」自伝をアピール、役者人生振り返り「懲役500年?」

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「読めよ!」と自伝「波乱を愛す」をアピールする小沢仁志

小沢仁志による自伝「波乱を愛す」の刊行記念イベントが本日8月3日に東京・角川第1本社ビルで行われ、小沢が出席した。

本書は小沢が自らの半生をつづった初の単著。幼少期からデビュー前までをたどるほか、デビュー作のドラマ「太陽にほえろ!」、出世作となったドラマ「スクール☆ウォーズ」、人生の“いろは”を教えてくれたプロデューサーや名優たちのエピソードが収められた。

記者の前で「読めよ!」とポーズを取り、登場してすぐに会場を温める小沢。「一昨年ぐらいにこの本の話があって、何回も取材を受けながら作った。自分の人生が本になるなんて想像していなかったので、角川さん大丈夫かな?って」と出版社を心配し、「初版は売り切りたいね。だから角川さんには初版は500部でって言ったのよ」と明かし、笑いを誘う。また「周囲の反響は?」という質問が飛ぶと「GACKTは『異常な圧を感じる』とか、有吉(弘行)は『本、もらったんですけど反社会的な方なんじゃないかなぁ』とか言っててさ。感想じゃねぇだろ!」とツッコミを入れつつ2人に感謝し、「同業者より本屋さんで買った、一般の人の感想を聞いてみたいね」と語った。

本書には、いじめを受けていた学生時代のエピソードが登場する。記者から「驚きました」と声が上がると、小沢は「ガタイがいいから目立つんで、(相手が)来る。自分は空手をやっていたから手を出すもんじゃないと思ってた」と思い返す。さらに中学の同級生である野沢直子に話が及ぶと「クラスではあんなしゃべんなかった。学校では皮かぶってたみたい」と回想し、「昔、カメラを遠くに置いて、渋谷で撮影していたの。そしたら野沢がたまたまやって来て、『小沢~』って声かけてきて、NGになった」と苦笑した。

役者人生43年になる小沢は「デビュー作では不良学生やって、その後はヤクザ、海外のギャング。全然更生していない(笑)。非現実的な世界にいすぎて、現実社会を映すような映画に出ていると暴れたくなる」と語る。今まで演じて来た役を振り返り「プライベートでやったら懲役500年ぐらい? 2000人以上殺して、200回は死んでる」と豪快に笑う。また今月公開される主演映画で弁護士を演じた彼は「63歳になると、親分の役ばかり。ドンパチに関われなくて面白くないのよ。だから裁判をやってみたいなと思って。でもタイトルは『法廷の死神』だからね(笑)」と紹介した。

「どんな人に読んでほしいか?」と問われると、小沢は「だいたい若い子は『何がやりたいのかわからない』って言っている。本にも書いたけど、自分は小学校のときにチャップリンの映画に出会って、いいなと思って、役者の道に進んだ。絶対みんなそんなふうに見つかるけど、ただぼーっとしていたら見つからない。この本を読んで、元気になって、なんかやってみようかなと思ってくれたらいいね」と思いを口にした。

「波乱を愛す」書籍情報

体裁:四六判並製
ページ数:256ページ
税込価格:1960円
発行:KADOKAWA

「波乱を愛す」目次

はじめに 左脳に頼るな、右脳で生きろ!
第1章 波乱の幕開け
第2章 人生の舞台は自分でつくる
第3章 名優たちが教えてくれたこと
第4章 型にハマるな
第5章 逃げるな、戦い続けろ!
第6章 最後まであきらめない
おわりに 心のなかにはいつだってチャップリンがいる