「ヒックとドラゴン」実写版でも監督、ディーン・デュボアが普遍的な魅力を語る
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「ヒックとドラゴン」場面写真
実写映画「ヒックとドラゴン」の特別映像がYouTubeで公開された。
ドリームワークスのアニメーションを実写化した本作は、バイキング一族の長の息子で気弱な少年ヒックが、傷付いた伝説のドラゴン・トゥースとの絆を育んでいく物語。ヒックは敵とされるドラゴンとの友情と、ドラゴンの一掃を目指すバイキングのはざまで葛藤する。主人公ヒック役に「ブラック・フォン」のメイソン・テムズが起用されたほか、ヒックの親友アスティ役でニコ・パーカー、鍛冶屋ゲップ役でニック・フロストが出演。父親ストイック役は、アニメーション版でも声を担当したジェラルド・バトラーが続投した。
解禁された映像には、監督を務めたディーン・デュボアへのインタビューや、テムズとパーカーのキャスティング決定時のリアクションが収められている。10年間にわたりアニメーション映画「ヒックとドラゴン」シリーズの監督を務めてきたデュボアは「『ヒックとドラゴン』に再び戻る決心をした。実写映画として撮る機会に恵まれたんだ。何よりあの世界に戻れてうれしいよ」と明かし、実写化をきっかけに再びシリーズの世界に携わることを選んだ経緯を述懐。アニメーターとしてキャリアをスタートさせた彼は、自ら絵コンテを用意して撮影に臨んだという。「登場人物たちやあの世界観が恋しくてね。メッセージ性のあるところが好きなんだ。冒険や驚きが物語に詰まってる」「少年がドラゴンと心を通い合わせる。誰もがその内容に共感できるんだ」とも語り、その普遍的な魅力に改めて言及した。
日本に先駆けて北米で公開された本作は、オープニングの興行収入が約8463万ドルに上り、週末興行ランキングで初登場1位を記録。2週連続で週末興行ランキングの首位を保持し、全世界累計興行収入は現時点で約6億1834万ドルとなった(※2025年8月4日時点、BOX Office MOJO調べ)。これはアニメ版シリーズのオープニング成績を大きく上回る数字である。
「ヒックとドラゴン」は9月5日より全国でロードショー。日本語吹替キャストには坂東龍汰、Lynn、田中正彦、高木渉、内田雄馬、村瀬歩、神谷浩史、斉藤梨絵が名を連ねる。
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