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小島央大の監督作「火の華」10月31日に公開決定、配給・アニモプロデュースが声明発表

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「火の華」ポスタービジュアル

「JOINT」の小島央大が監督を務める映画「火の華」が、10月31日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開されるとわかった。

自衛隊日報問題を題材にした本作は、南スーダンに派遣された自衛官・島田東介が、やむなく少年兵を射殺したことから物語が展開される。2年後、闇の武器ビジネスに加わりながら花火師の仕事を担う島田は、親方の藤井与一や仲間の職人、与一の娘・昭子に支えられ、心に負った傷を少しずつ癒やしていく。

島田役の山本一賢が小島と企画・脚本を手がけ、柳ゆり菜が昭子役で出演。松角洋平、田中一平、原雄次郎、新岡潤、キム・チャンバ、ゆかわたかし、今村謙斗、山崎潤、遠藤祐美、YUTA KOGA、ダンカン、伊武雅刀もキャストに名を連ねた。主題歌として、大貫妙子と坂本龍一の「Flower」が使用されている。

このたびの公開決定に際し、製作・配給を担うアニモプロデュースは声明を発表。本作は2024年12月に公開予定だったが、同年11月に出演者兼プロデューサーが傷害事件によって起訴されたことを受けて延期に。2025年4月には当該事案に関する執行猶予付き判決が確定し、刑事事件が終了したという報告があった。アニモプロデュースは「公開については様々なご意見があるかと存じますが、本作は監督やキャスト・スタッフをはじめとする大勢の関係者が携わって出来上がった映画であり、また、当該事案が映画とは一切関係のない場所で発生したものであることから、『個人の問題が作品そのものの責任に直結するものではない』という観点に基づき、製作会社・配給会社の責任かつ使命として劇場公開の決断に至りました」とつづった。全文は後述の通り。なお本編の再編集は行わず、オリジナルのまま上映される。

「火の華」は、8月29日から9月7日にかけて開催される第21回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)の、インディ・フォーラム部門に出品される。

映画「火の華」劇場公開についてのご報告

平素よりお世話になっております。
この度、私ども株式会社アニモプロデュース製作・配給の映画「火の華」につきまして、10月31日(金)より劇場公開することを決定致しました。

本作につきましては、昨年11月に出演者兼プロデューサーが傷害事件によって起訴されたことを受け、弊社は12月に予定していた全国公開を延期することを決定し、これまで代理人を通じて、裁判の経緯を注視してまいりました。今年4月には、当該事案に関する執行猶予付き判決が確定し、刑事事件が終了したという報告がありました。

公開については様々なご意見があるかと存じますが、本作は監督やキャスト・スタッフをはじめとする大勢の関係者が携わって出来上がった映画であり、また、当該事案が映画とは一切関係のない場所で発生したものであることから、「個人の問題が作品そのものの責任に直結するものではない」という観点に基づき、製作会社・配給会社の責任かつ使命として劇場公開の決断に至りました。

なお、本作はすでに完成された作品であることから、本編の再編集は行わず、オリジナルのまま上映させて頂きますことをご承知いただけますと幸いです。

最後になりますが、昨年の公開延期発表の時から今まで応援の声を様々な形で届けてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

以上、映画「火の華」の公開決定の経緯と決意を、書面をもちまして発表させて頂きます。

2025年8月7日
映画「火の華」製作・配給
株式会社アニモプロデュース

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