中国映画「盲山」口コミが話題呼び拡大公開へ、人身売買の実態を映し出す本編映像も
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「盲山」全国版ポスタービジュアル
東京・シネマート新宿で7月に上映された中国映画「盲山(まんしゃん)」が、口コミなどの反響により9月5日からアップリンク吉祥寺、Strangerにて拡大公開が決定。愛知・シネマスコーレでは近日公開、大阪・第七藝術劇場では9月13日から、京都・京都シネマでは9月12日から上映となる。
中国政府による厳しい検閲により、本国で上映を全面的に禁じられた2007年制作の「盲山」。人身売買業者にだまされ、遠く離れた山奥に花嫁として売られた22歳の白雪梅(パイ・シューメイ)は、夫となる黄徳貴(ホアン・デグイ)とその家族に解放を懇願するが、暴力で捻じ伏せられ、奴隷のような生活を送るように。村人たちも黄一家の監視を手伝い、白雪梅は逃亡を図るたびに捕らえられてしまうのだった。
主要キャストとして映画大学である北京電影学院の学生が出演。演技経験のない地元の農民が村人を演じている。プロデューサー・脚本・監督はリー・ヤンが担当した。YouTubeでは、人身売買の実態を映し出す本編映像が解禁。なお「盲山」の上映スケジュールは、各劇場の公式サイトにて後日発表される。
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