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「レ・ミゼラブル」ワールドツアー日本に到着!キリアン・ドネリーらが届ける40周年記念ステージ

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「レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー」フォトコールの「彼を帰して」より。ジャン・バルジャン役のキリアン・ドネリー。

「ミュージカル『レ・ミゼラブル』ワールドツアースペクタキュラー」が昨日8月7日に東京・東急シアターオーブで開幕。本日8日にフォトコールが実施された。

昨年9月にイギリスで開幕した世界ツアー「ミュージカル『レ・ミゼラブル』ワールドツアースペクタキュラー」は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」が今年イギリス初演40周年を迎えることを記念して製作された特別バージョン。イギリス・ロンドンのウエストエンドで200回以上上演された「ミュージカル『レ・ミゼラブル』ステージド コンサート」の拡大版となり、インターナショナルなキャストとオーケストラからなる総勢65名以上のカンパニーが参加する。

劇場に入りまず目に飛び込んでくるのは、バリケードのように積み重なってステージ前面を覆う、10本以上のブリッジ型の舞台照明。その奥には、ステージ中程の高さのスペースでオーケストラが準備する様子が見え、観客の期待感を高める。そして彼らがプロローグの1音目を演奏した瞬間、強烈な白い光を放つブリッジが重々しく天井まで持ち上がり、あらわになったアクティングスペースにキャストたちが登場した。

コンサート形式の本作では、キャストは正面を向いて歌うことが多い。しかし本公演さながらの衣裳をまとったキャストが、キスや抱擁などで絡む演技が随所で見られるほか、縦横無尽に動いてドラマチックに舞台を彩る照明や、前述したブリッジがさまざまな形に姿を変えることにより、臨場感のあるステージが展開した。ステージ奥には3台のスクリーンが設置されており、中央の巨大な1台には場面ごとにその情景をイメージした映像が流れたり、左右の2台には俳優の表情をアップで映し出したりと、“コンサートならでは”の演出も取り入れられる。

報道陣向けのフォトコールでは「プロローグ Prologue」のほか、4曲が公開され、キャストたちが圧巻のパフォーマンスを披露した。ジャン・バルジャン役のキリアン・ドネリーは「彼を帰して Bring Him Home」の深い慈愛に満ちた歌声で劇場じゅうの空気を震わせ、ジャベール役のブラッドリー・ジェイデンは「スターズ Stars」で鋭くも繊細な表現力で観客を魅了。ファンテーヌ役のチャナ・ヒューイットは「夢やぶれて I Dreamed A Dream」の胸を締め付けるような歌声と、切なさが入り混じる笑顔で視線を引きつける。締めくくりには、エポニーヌ役のナタニア・オング、マリウス役のウィル・カラン、コゼット役のベアトリス・ペニー=トゥーレ、アンジョルラス役のアンドリュー・マクスウェル、学生キャストらが加わり、「ワン・デイ・モア One Day More」を歌唱。演奏スペースからせり出したバルコニーでは、テナルディエ役のルーク・ケンプナー、マダム・テナルディエ役のリンジー・ヘイトリーも身を乗り出し、観客に向けてコミカルで息の合った掛け合いを見せる。おなじみの三角形の陣形が登場し、全キャストの歌声が力強く重なり合うと、劇場の熱気は最高潮に達した。

なお日本公演のバルジャン役、ジャベール役、コゼット役はWキャストとなっており、ジャン・バルジャン役にヘロニモ・ラウフ、ジャベール役にジェレミー・セコム、コゼット役にルル=メイ・ピアーズもキャスティングされている。またアンジョルラス役の本役はジョー・グリフィス=ブラウンとなる。

上演時間は休憩含む約2時間45分。東京公演は8月30日まで行われ、その後、9月3日から14日まで大阪・フェスティバルホール、18日から20日まで福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール ホール、24日から28日まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホールでも上演される。

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