劇団青年座の新作、ある教員の目線から戦争を描く「柿紅葉のころ」
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劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」チラシ表
劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」が、9月20日から28日まで東京のザ・ポケットで上演される。
劇団青年座の新作となる本公演では、岩瀬顕子の作劇、須藤黄英の演出で、ある教員の目線から戦争を描いた物語が展開する。1943年、太平洋戦争に突き進む日本では、戦地へ向かう若者も、男たちが不在の町を守る女たちも必死に闘っていた。都会から少し離れた穏やかな港町で、国民学校の教員を務める小川節子は、軍国主義に染まりつつある社会の中で自らの信念を貫き、子供たちを守ることに苦心している。亡き夫と植えた思い出の柿の木が実る頃、長男の徹、長女靖枝の恋人にも赤紙が来て……。
上演に向け、須藤は「80年という長い時間を経たからこそ、今の私たちの視点で見つめ感じる、あの時代を生きた人々の物語にしたいと思います。『戦争物』というカテゴリーイメージに捉われず、どうぞ気軽に足をお運びいただければ嬉しいです。劇場でお待ちしております!」とコメントした。
出演者には野々村のん、本田清佳、岡本大樹、万田千尋、大橋和史、遠藤好、津田真澄、山賀教弘、高松潤、石塚雄大、鹿野宗健が名を連ねた。
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