森田芳光の「家族ゲーム」サン・セバスティアン映画祭に出品、日本では特集上映も
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森田芳光 ©ニューズ・コーポレイション
森田芳光の監督作「家族ゲーム」が、9月19日に開幕する第73回サン・セバスティアン国際映画祭のクラシック部門で上映される。
本間洋平の小説を原作とした「家族ゲーム」は、息子の高校受験を控える一家に風変わりな家庭教師がやって来たことで巻き起こる騒動を描くコメディ。なぜか植物図鑑を持ち歩く家庭教師・吉本勝を松田優作が演じた。吉本を雇う沼田家の面々を伊丹十三、由紀さおり、宮川一朗太、辻田順一が演じている。
また東京・国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZUでは、10月14日から上映企画「映画監督 森田芳光」を開催。「家族ゲーム」のほか、商業映画第1作「の・ようなもの」、沢田研二が主演を務めたハードボイルド「ときめきに死す」、夏目漱石の小説を映像化した「それから」、深津絵里と内野聖陽が共演したラブストーリー「(ハル)」、森田が脚本を手がけた「ウホッホ探険隊」「キリコの風景」など38本がスクリーンにかけられる。
38本のうち「メイン・テーマ」「愛と平成の色男」「おいしい結婚」「未来の想い出・Last Christmas」「失楽園」「黒い家」「間宮兄弟」「僕達急行 A列車で行こう」など15本は新たに作製されたニュープリントで上映。「映画」「水蒸気急行」「ライブイン茅ヶ崎」など8mm作品のプログラムも編成されている。
なお本人の愛蔵品や劇中で使われた小道具などの資料が幅広く取り上げられている展覧会「映画監督 森田芳光」も、国立映画アーカイブ 展示室で開催中。
上映企画「映画監督 森田芳光」開催情報
会期
2025年10月14日(火)~26日(日)、11月4日(火)~23日(日・祝)※月曜休館
会場
東京都 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
上映作品
★はニュープリント上映
- 「の・ようなもの」
- 「シブがき隊 ボーイズ&ガールズ」★
- 「(本)噂のストリッパー」
- 「ピンクカット 太く愛して深く愛して」★
- 「家族ゲーム」
- 「ときめきに死す」
- 「メイン・テーマ」★
- 「それから」
- 「そろばんずく」
- 「悲しい色やねん」
- 「愛と平成の色男」★
- 「キッチン」
- 「おいしい結婚」★
- 「未来の想い出・Last Christmas」★
- 「(ハル)」
- 「失楽園」★
- 「39-刑法第三十九条-」
- 「黒い家」★
- 「阿修羅のごとく」★
- 「海猫」★
- 「間宮兄弟」★
- 「サウスバウンド」★
- 「椿三十郎」
- 「わたし出すわ」★
- 「武士の家計簿」
- 「僕達急行 A列車で行こう」★
脚本家・森田芳光
- 「3年目の浮気」(監督:中原俊)
- 「ウホッホ探険隊」(監督:根岸吉太郎)
- 「免許がない!」(監督:明石知幸)★
- 「キリコの風景」(監督:明石知幸)
森田芳光初期8mm作品集1
- 「映画」
- 「天気予報」
- 「健康診断」
- 「工場地帯」
- 「遠近術」
森田芳光初期8mm作品集2
- 「水蒸気急行」
- 「ライブイン茅ヶ崎」
- 「劇的ドキュメント レポート.'78~'79」