妻を寝取らせた男の狂気描く「3つのグノシエンヌ」予告、松田凌・安野澄・岩男海史が共演

江戸川乱歩の没後60年を記念した3本の映画「RAMPO WORLD」から、松田凌が主演を務めた「3つのグノシエンヌ」の予告編がYouTubeで解禁された。

1925年に発表された乱歩の短編小説「一人二役」を原案とする同作。小劇場の売れない役者・西哲郎と、妻・晴の仲は冷え切っていた。愛人・茉莉との逢瀬も彼の欲望を満たすことはない。刺激に飢えた哲郎は後輩の役者・悠介へ、舞台の主役に抜擢することを引き換えに、架空の人物になりすまして妻を口説き落としてほしいと依頼する。哲郎はその様子を、新たな舞台の脚本のネタにしようとしていた。悠介は、晴と触れ合うにつれて芝居と現実のはざまで心が揺れ動いていく。一方で哲郎は、自分には見せない妻の素顔を見て激しく動揺するのだった。

予告編には、「中川純平」と名乗る悠介に晴を寝取らせる“奇妙な遊び”に興じては、嫉妬し葛藤する哲郎の姿などが収められた。「追想ジャーニー リエナクト」の松田が哲郎、「雨ニモマケズ」の安野澄が晴、ドラマ「まどか26歳、研修医やってます！」の岩男海史が悠介を演じたほか、前迫莉亜、岡本照磨、四家光葵、月石しのぶ、富樫明、佐田川舞が出演。「うみべの女の子」のウエダアツシが監督・脚本を担当した。

また9月4日に「3つのグノシエンヌ」を上映する「RAMPO WORLD」の完成披露舞台挨拶が、東京・シネマート新宿で開催されることが明らかに。18時30分の回の上映前舞台挨拶に「3つのグノシエンヌ」の松田、安野、岩男、ウエダ、「蟲」キャストの平埜生成、佐藤里菜、木口健太、監督の平波亘、「白昼夢」キャストの見津賢、上脇結友、宮田佳典、監督の山城達郎が登壇する予定だ。チケットは同劇場の公式サイトで販売される。

「3つのグノシエンヌ」は10月3日にシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほかで公開。10月17日に「蟲」、10月31日に「白昼夢」が封切られる。いずれも乱歩の作品の設定を現代に変え、オリジナルの解釈を加えて製作された。

※「3つのグノシエンヌ」はR15+指定作品

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