浦和の3か月半ぶりの連勝か? 名古屋の5年ぶりダブル達成か?
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小森飛絢(浦和レッズ) (c)J.LEAGUE
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すべて見る今度こそ、勝たなければならない。必要なのは連勝だ。浦和レッズがGW以降3度失敗している連勝に挑む。『明治安田J1リーグ』第26節で名古屋グランパスを迎え撃つのだ。
前節の勝利を生かさなければもったいない。それだけ第25節・横浜FC戦は収穫の多いゲームだった。CF小森飛絢が2試合ぶりに先発を担うと、すぐさま結果を出した。8分トップ下のマテウス・サヴィオとのパス交換でゴール前へ侵入した右SH金子拓郎のシュートはGKに阻まれたが、小森が胸で押し込むと再度GKヤクブ・スウォビィクがはじいた。すると小森が身体に当てすぐさま左足を蹴り込みゴールネットを揺らした。
先制点を手にした浦和はスピーディなパス回しで相手を押し込んでいく。53分には右CKの作り直しから金子が強烈ミドルを放つと、またしてもスウォビィクが好セーブ。だが、弾かれたボールに小森がいち早く反応し、右足で押し込んで2-0。追加点をマークした10分後には数的有利となり、ゴールへの圧力をさらに高めたが、とどめの3点目には至らず。試合終了間際の新加入アダイウトンのゴールは余分だったが、浦和は危なげなく2-1の勝利を手繰り寄せたのだった。
第21節・湘南ベルマーレ戦で加入後初ゴールをマークし、8月6日の『天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会』ラウンド16・モンテディオ山形戦では決勝弾を決めた小森はこれで公式戦5試合で4ゴール。ゴールを量産する小森は先制点については「拓郎くんのおかげ。感謝しています」と謙遜しつつ、2点目には「常に予測をしているし、常に『こぼれてこい』と思っている」とストライカーらしい言葉をキッパリ。
試合後、マチェイ・スコルジャ監督も「今季のベストゲームのひとつになったと思う。立ち上がりからゲームを支配できていたし、ライン間のサヴィオをうまく使いながら、効果的なビルドアップができていた。相手が拾おうとしていたディフェンスラインとボランチのところのセカンドボールも回収できたので、非常にいい仕事ができたと思う」と確かな手応えを口にした。
一方、名古屋は第25節・京都サンガF.C.戦は19分にCFキャスパー・ユンカーがGKとの1対1を決められず、36分にはユンカーがビューティゴールを決めたかと思われたが、VARでその前のプレーでオフサイドが判明し、ノーゴールとなった。61分には右CB原輝綺のフィードにユンカーが巧みにヘディングを合わせたが、クロスバーを叩く。それでも跳ね返りのボールを収めたユンカーが左足で押し込んで待望の先制点をもたらした。だが、72分に試合を振り出しに戻されると、80分には逆転弾を献上。京都に悔しい1-2の逆転負けを喫した。
8月13日の『天皇杯』ラウンド16・東京ヴェルディ戦では苦しみながらも2-1で8強入り。8人スタメンを入れ替えて臨んだが、GKシュミット・ダニエルが負傷交代を余儀なくされ、決勝のPK弾を沈めたボランチ稲垣祥がこの日もフル出場。浦和戦では中2日の強行軍が重く圧し掛かる。
J1での通算対戦成績は名古屋が33勝9分25敗の勝ち越し。直近のゲームである第18節こそ、名古屋がしてやったりの逆転勝利を手にしたが、その前までは浦和が3連勝。両軍とも過度な自信も過度な苦手意識もないだろう。
果たして、浦和がホームで約3か月半ぶりとなる連勝を飾るのか、名古屋が中2日の逆風を跳ね除けて5年ぶりとなるダブルを遂げるのか。『明治安田J1』第26節・浦和×名古屋は8月16日(土)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。当日は毎年恒例の夏まつり「炎日(えんにち)2025」を開催。来場者全員に炎日限定デザインフェイスタオルをプレゼント。水ヨーヨー釣りやスーパーボールすくい、射的など懐かしさ縁日ブースが登場し、燃える辛さのグルメブースもズラリ。さらによさこい、和太鼓、阿波踊りなど、地元団体による熱いパフォーマンスも展開される。試合の模様はDAZN、テレ玉にて生中継。チケット発売中。
浦和レッズ対名古屋グランパス 明治安田J1リーグ
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