ケイト・ブランシェットら、猛スピードで無駄のない「ブラックバッグ」撮影振り返る
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「ブラックバッグ」より、ケイト・ブランシェット演じる諜報員キャスリン
ケイト・ブランシェットとマイケル・ファスベンダーが共演した映画「ブラックバッグ」より、キャストのインタビュー映像がYouTubeで公開された。
本作は英国の国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)の諜報員ジョージが、内部の裏切り者を見つけ出す極秘任務を課されることから展開していく。裏切り者に盗み出されたのは、国家を揺るがす不正プログラム。NCSCでもっとも有能な諜報員で、ジョージの妻でもあるキャスリンも容疑者リストに入る。任務を負ったジョージは結婚生活と祖国への忠誠の間で板挟みになっていく。キャスリンをブランシェット、ジョージをファスベンダーが演じた。
今回のインタビューにはブランシェットと、容疑者の1人である諜報員フレディ役のトム・バークが登場。ブランシェットはまず、タイトルの「ブラックバッグ」は実際のスパイ用語だと説明して「黒のブリーフケースは任務完了まで開けられない。夫婦や友人の間でも、中の情報は共有できない。パートナーを危険にさらしかねないから」と述べる。また、現役スパイと話す機会はなかなかないと言いつつ「私の近所の人は、両親がMI6に勤めていたと言っていた」「意外とどこにでもスパイはいる」と小話も挟んだ。
監督スティーヴン・ソダーバーグとの撮影について、ブランシェットは「彼のやり方は無駄がない」「場面を用意したら、俳優に委ねて演じさせて、俳優同士の相互作用を信じる」「猛スピードで撮影して午後3時に終了」「常に動いていてエネルギーが無駄にならない」と話す。バークも「スピード感があって、俳優が準備してきたことを最大限に生かしてくれる」とうなずいた。
またスパイならではのシーンについて聞かれたバークは、諜報計画を詳細に語るシーンに言及し「“パンドラの箱が開くから絶対に調べない”と思った」「丸暗記することにしたよ」と専門用語があふれる台本を読んだ心境を振り返る。
「ミッション:インポッシブル」のデヴィッド・コープが脚本を執筆した「ブラックバッグ」は、9月26日に全国でロードショー。
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