マイク・リー監督作が10月公開、主人公は黒人の中年女性 母の墓参りから始まる物語
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「ハード・トゥルース 母の日に願うこと」ポスタービジュアル
「秘密と嘘」「ターナー、光に愛を求めて」で知られるマイク・リーが監督・脚本を担った「Hard Truths」が、「ハード・トゥルース 母の日に願うこと」の邦題で10月24日に東京・新宿シネマカリテほか全国で公開される。
本作は現代の英ロンドンを舞台に、いつも何かに苛立ち、身近な人々との衝突を繰り返していた中年女性パンジーの姿を描いた物語。妹から誘われた母親の墓参りをきっかけに、パンジーは自分の秘められた気持ちと向き合い始める。その心の奥には、長年、家族に複雑な思いを抱えてきたパンジーの深い孤独や悲しみが浮かぶのだった。
「秘密と嘘」で第69回アカデミー賞助演女優賞の候補となったマリアンヌ・ジャン=バプティストがパンジー役で出演。同じく「秘密と嘘」に出演していたミシェル・オースティンが陽気な性格の妹シャンテルを演じている。
リーの監督作が公開されるのは、2019年の「ピータールー マンチェスターの悲劇」以来6年ぶり。80代となった彼は今回初めてロンドンで生きる黒人たちの日常生活をテーマに据えた。ポスターにはパンジーが妹の胸にもたれかかるカットに、「あなたを理解することは出来ないけれど、それでも、わたしは愛してる。」というコピーが添えられている。
「ハード・トゥルース 母の日に願うこと」はニューセレクトが提供、スターキャットアルバトロス・フィルムが配給を担う。
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