佐藤浩市「ザ・ロイヤルファミリー」で夢を追う馬主役、松本若菜は日曜劇場に初出演
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野崎加奈子役の松本若菜(左)、山王耕造役の佐藤浩市(右)
妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に佐藤浩市、松本若菜が出演する。
早見和真の小説をもとにした本作は、人間と競走馬の20年にわたる物語。大手税理士法人に勤める税理士の主人公・栗須栄治は、ある出来事をきっかけに挫折を味わう。そんな中、馬主である山王耕造(さんのうこうぞう)との出会いにより、彼の人生は大きく動き出すことに。妻夫木が栗須を演じ、「海に眠るダイヤモンド」の塚原あゆ子のほか松田礼人、府川亮介が演出を担当した。
佐藤は、人材派遣会社の創業社長で有名な馬主・山王に扮する。山王は典型的なワンマン社長でありながら、業界の先行きを見通す力に長けており、人とのつながりを大事にする一面も。どんどん馬にのめり込んでいき、熱く夢を追い続ける姿が、栗須に影響を与えていく。佐藤は「ただ馬を生き物として利用することだけに価値を見出すという話ではない、ある種1歩も2歩も先を行った人間と馬との関係を、うまく表現できたらいいなと思います」とコメントした。
松本は、父とともに北海道日高地方の競走馬の生産牧場・ノザキファームを経営する野崎加奈子役で参加。小さい頃から実家の馬と触れ合ってきたため馬の個性や性格を捉える能力に長けており、馬たちに目一杯の愛情を注いでいる。栗須は大学時代の元恋人で、10年ぶりに再会を果たすこととなる。日曜劇場初出演となる松本は「馬を愛する人たちが夢に向かって挑み続けた情熱に溢れた物語になっておりますので、是非ご覧ください」とつづった。
早見の原作をもとにした「95」でも知られる喜安浩平が脚本を手がける「ザ・ロイヤルファミリー」は10月に放送スタート。毎週日曜21時からオンエアされる。
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」放送情報
TBS系 2025年10月スタート 毎週日曜 21:00~21:54
佐藤浩市 コメント
出演が決まった時は、ある意味ちょっと特化したドラマを日曜劇場でやられるんだなという期待と、頑張らなきゃなという気持ちになりました。
僕が演じる山王耕造は、名は体を表すごとく、ある種の尊大さもありながら人間的にちょっと昔気質ではありますが非常に情熱がある男で、そこに魅力を感じてもらいたいと思う人物です。
僕は乗り手役として馬に関わることも40数年あり、多少危険な経験もしましたけど、馬との距離感の詰め方や、馬に乗る楽しさも感じていて、若い頃は競馬自体も随分やっていました。
競馬における馬と人の関係性というものは、単純なベットゲームではないですし、馬も勝利を分かると思います。この物語では、ただ馬を生き物として利用することだけに価値を見出すという話ではない、ある種1歩も2歩も先を行った人間と馬との関係を、うまく表現できたらいいなと思います。
競馬を分からない方や馬に乗ったことがない方にも楽しめるような、そういうドラマにしたいと思います。
松本若菜 コメント
日曜劇場に出演するのが夢の一つだったので、お話を伺った時は本当に嬉しかったです。
台本を読むと、枠にとらわれない人たちの情熱が描かれていて、一気に読んでしまうほど面白く、撮影がとても楽しみになりました。
私が演じる野崎加奈子は、北海道の日高地方にある生産牧場の娘に生まれ、大学進学のために東京に出て、そこで妻夫木さん演じる栗須と出会います。日高地方の牧場の人たちや馬がとにかく大好きで、芯が通った女性なのですが、どういうふうにこの物語に関わっていくのかというところも見どころの1つになると思います。
馬を愛する人たちが夢に向かって挑み続けた情熱に溢れた物語になっておりますので、是非ご覧ください。
加藤章一(プロデューサー)コメント
山王耕造はこの物語のもう1人の主人公です。豪快で傲慢な一方、情熱的で人情に厚い。そんな魅力的な馬主をどなたに演じていただくか考えた時、佐藤浩市さん以外に考えられませんでした。耕造と妻夫木さん演じる栗須が、時にぶつかり合いながらも共に夢を追い求めていく、胸が熱くなるバディにご期待下さい。
主人公・栗須の元恋人で競走馬の生産牧場を営む野崎加奈子を、松本若菜さんに演じていただきます。シングルマザーとして仕事と子育てに奮闘する加奈子。そんな加奈子を松本さんに演じていただく事で、明るさの中にも芯の強さを持つ素敵なキャラクターとなっています。
素晴らしいキャストの皆様によって、現場では毎日驚くような化学反応が起きています。
ぜひ放送を楽しみにお待ち下さい。
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