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米津玄師が書き下ろし『秒速5センチメートル』主題歌流れる最新予告公開

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『秒速5センチメートル』本ポスター (C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会

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10月10日(金)に公開される映画『秒速5センチメートル』の主題歌が、米津玄師が書き下ろした楽曲「1991」(読み:ナインティーンナインティワン)に決定した。

本作は、『君の名は。』(2016年)、『すずめの戸締まり』(2022年)など、大ヒット作を生み出してきた新海誠監督の同名劇場アニメーションの実写化作品で、松村北斗を主演に迎え、主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を描く。監督を務めるのは、「ポカリスエット」のCMや米津玄師「感電」「KICK BACK」などのミュージックビデオを手がけた映像監督・写真家の奥山由之。

これまで時代を代表する数々の名作映画・ドラマ・アニメーションに主題歌を提供してきた米津玄師。米津は1991年に生まれ、10代の頃、新海誠の『秒速5センチメートル』と新海自身が書き下ろした同作品の小説に深い感銘を受けたという。今回、原作の世界観をリスペクトしながら、主人公に自らを重ね新たな楽曲を生み出した。

本作で重要なパートを占めるのは、主人公・遠野貴樹の心に深く刻まれているヒロイン、篠原明里と出会った1991年の日々。小学生の頃に出会い、心を通わせていく幼いふたりが過ごしたまばゆい日常、大人になってからも色あせない「あの頃」が、主題歌のタイトルとなっている。

併せて、主題歌が流れる最新予告映像が公開。映像は、「大人になればきっと、この世界のことがわかるようになるはず─」主人公・遠野貴樹(松村北斗)のモノローグで始まり、貴樹が歩んできた18年間を振り返るように続いていく。

1991年、人と人が出会うわずか0.0003%の確率で出会った、貴樹(上田悠斗)と明里(白山乃愛)。「来年も、一緒に桜見れるといいね」と、この先もずっと一緒に過ごしていけると信じていた幼いふたりに訪れる突然の別れ。1997年、「誰にも近づきすぎないように─」と、どこか心ここにあらず高校時代を過ごす貴樹(青木柚)に、どうしても届かない花苗(森七菜)の想い。そして2009年、「誰といつ別れても平気でいられるように─」漠然とした不安と焦燥感を抱えながら、社会人としての日々を過ごす貴樹に送られる、理紗(木竜麻生)からのメール。

また、主題歌「1991」が流れる中、これまで公開されてきた映像には見られなかった、嗚咽しながら涙を見せる感情があらわになった貴樹の姿も映し出される。そして、それぞれの人生を歩み、大人へと成長した貴樹と明里(高畑充希)は、いまは別々の場所に。お互いが同じものを見たり、同じ場所を訪れたりしていても、再び交わることがなかった人生のなかで、やがて迎えるある約束の日。そして、原作アニメーションでも印象的な参宮橋の踏切のシーンで映像は締めくくられる。

■米津玄師 コメント

photo by 奥山由之

映画を試写で初めて観させてもらった時、冒頭から終わりまで全てのカットに奥山さんの熱意と執念が滲むその出来栄えに「すごいものを見た」という興奮をおぼえました。子どもの頃原作と出会い、数年前にMV監督としての奥山さんと出会い、やがて映画監督にもなった彼がこのような素晴らしい映画を撮り、そこにわたしの居場所があったのが嬉しくてなりません。映画の為に書き下ろした曲であるのはもちろんですが、先述の経緯による影響もあってか同時にわたしの半生を振り返るような曲にもなってしまい、映画のキーワードでもあるところの1991というタイトルにさせてもらいました。どうかよろしくお願いします。

■奥山由之監督 コメント
互いに「1991」年に生まれ、同じ時代にものづくりを始めて、だからこそ(きっと)似た悩みをくぐり抜けながら、時に一緒に創作をしてきた米津さんと、ついに『秒速5センチメートル』を共に描けたことが嬉しくてなりません。
主人公である貴樹の半生に、映像や音楽を通して僕ら自身を重ねて描くことの意味が「1991」という曲の筆跡に詰まっているように感じて、初めて聴いたとき、その歌詞と音色に心が震えました。一歩一歩の歩みを大切に踏みしめるような旋律を、ぜひスクリーンで体感していただけましたら幸いです。

『秒速5センチメートル』予告

『秒速5センチメートル』特報

<作品情報>
『秒速5センチメートル』

10月10日(金)公開

公式サイト:
https://5cm-movie.jp

(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会