「あの夏、君と出会えて」開幕に藤井直樹が意気込み「高校球児たちの思いを舞台に乗せたい」
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松竹創業百三十周年「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」のカンパニーメンバー。
藤井直樹が主演を務める松竹創業百三十周年「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」が、本日8月23日に東京・サンシャイン劇場で開幕した。
「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」は、戦後80年、高校野球110年の節目に、羽原大介が書き下ろす青春物語。元高校球児で大学4年生の森下令児(藤井)は、東京の野球名門校・江戸川実業のエースだったが、甲子園はコロナ禍で中止となり、夢は途絶えていた。人生の目標を見失った令児は、同級生で恋人の菊地礼子(前島亜美)と共に過ごしていた令和7年のある日、突然太平洋戦争中の昭和17年の東京へタイムスリップしてしまう。そこで令児は、当時の江戸川実業野球部主将・津田昭夫(岡﨑彪太郎)と出会い……。
初日に先がけて行われた囲み取材には、藤井、岡﨑らが出席。野球未経験だったが、日々練習に取り組んできたという藤井は「(本作の野球監修を務めた元プロ野球選手)今成(亮太)さんをはじめ、本当にいろいろな人に支えていただきながら、少しずつフォームも良くなってきているんじゃないかなと思っております」と手応えを明かす。岡﨑は「みんなとすごく仲良くなれて、野球部の面々の楽屋に入り浸っています。地方公演の部屋割りはどうなるんだろうと楽しみにしています」と語った。
また藤井は、「第107回全国高等学校野球選手権大会」の決勝戦が本日行われたことに触れ、「きっとどの年も、甲子園を目指してがんばっている人たちがいて、今年もそうですし、その思いを少しでも今回の舞台に乗せられたらと思っています」と作品にかける思いを述べた。
上演時間は約2時間5分。東京公演は8月31日まで行われ、その後、9月に大阪・大阪松竹座、石川・金沢市文化ホール、広島・広島国際会議場 フェニックスホール、愛知・御園座で上演される。
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