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デフカーリング選手・松橋早友梨の記録映画が11月公開、CODAの娘への思いにも迫る

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「Double Role ダブルロール」ポスタービジュアル

デフカーリング選手・松橋早友梨のドキュメンタリー映画「Double Role ダブルロール」が、11月7日より東京・キネカ大森ほか全国で順次公開。このたびポスタービジュアルと予告編が解禁された。

聴覚障害を持つ選手によるカーリング競技である、デフカーリング。松橋は同じくろう者の兄とともに地方大会を勝ち抜き、全国大会への出場を果たした。彼女はろう者の夫との間にCODA(ろう者の両親から生まれた聴者の子)である娘がおり、子育てする傍ら全国各地で練習を重ねている。

映画は、娘が聴者だと知ったときに松橋が抱いた率直な思いや、コロナ禍での思わぬ影響などがあった1年を通じて“デフカーリング選手”と“母親”という2つの側面に迫っていくもの。タイトルの「Double Role」はカーリング用語であり、“1人2役”という意味も持つ。あいち国際女性映画祭2023では観客賞と審査委員特別賞を受賞した。

YouTubeで公開された予告編には、育児をしながら競技生活に励む松橋の姿が映し出されていく。監督を務めたのは、「子供は天使ですか」で知られる川西薫。彼女は「ろう者と聴者は同じ社会に生きているとはいえ、その見え方は大きく異なっていると思わされました。いかにマジョリティである聴者が無自覚なのかも含めてです。それでも、同じ時間を共有することでわかりあえた瞬間は沢山あったと思っています」と振り返った。

川西薫 コメント

ろう者と聴者は同じ社会に生きているとはいえ、その見え方は大きく異なっていると思わされました。いかにマジョリティである聴者が無自覚なのかも含めてです。それでも、同じ時間を共有することでわかりあえた瞬間は沢山あったと思っています。この映画をつくったことで、少なくとも私から見える景色は変わりました。誰かの景色を変える一助になればいいなと思います。

©︎「Double Role ダブルロール」製作委員会