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「ベートーヴェン捏造」山田裕貴らを19世紀の西洋人に仕立て上げるには?スタッフが語る

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「ベートーヴェン捏造」より、指揮するベートーヴェン(古田新太)を見守るシンドラー(山田裕貴)

山田裕貴が主演を務め、古田新太と共演した映画「ベートーヴェン捏造」。このたび新たな場面写真と、キャストを19世紀の西洋人に仕立て上げた衣装・ヘアメイク担当者のコメントが到着した。

かげはら史帆のノンフィクション書籍をもとに、バカリズムが脚本を手がけた本作。ベートーヴェンの秘書であるシンドラーが、彼のイメージを下品で小汚いおじさんから聖なる天才音楽家へと仕立て上げるさまが描かれる。山田がシンドラー役、古田新太がベートーヴェン役を担い、「かくかくしかじか」の関和亮が監督を務めた。

新場面写真には、オーケストラを指揮するベートーヴェンと、彼を近くで見守るシンドラーの姿が。さらに染谷将太演じる音楽ジャーナリストのセイヤー、神尾楓珠扮する晩年のベートーヴェンの秘書ホルツの表情も切り取られている。

本作では“中学2年生が想像したウィーン”として、すべて日本人が当時の人物たちを演じている。スタイリストの飯嶋久美子は「クラバット(ネクタイの原型)はおしゃれを楽しむポイントになるので特にこだわりたく、素材違いで40本と立襟のシャツもオリジナルで20着を制作しました」と回想。特にベートーヴェンが「第九」を指揮する場面で着用したジャケットは「照明が当たると神々しく光る、お気に入りの衣装の1つ」だという。

ヘアメイク担当の駒水友紀は、関から「コントのようにはしたくないので、カツラではなくキャスト本人に合ったヘアメイクをしてほしい」とリクエストを受けたそう。駒水はシンドラーの髪型の造形について「若い頃のシーンではしっかりメイクをするが、ベートーヴェンが亡くなった頃の場面からは髭も隠さない薄いメイクに。ラテックスを使用しシワを作ったり肌を荒くして、可能な限りの老けメイクを施した」と振り返る。そしてベートーヴェンに関しては「古田さんご自身のヘアスタイルが、そのままでもほぼベートーヴェン」と言いつつ、「普段のだらしない姿と、舞台に立つときのかっこいい姿の差を付けることを心掛けました」とギャップを意識したことを明かした。

「ベートーヴェン捏造」は、9月12日より全国で公開される。

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