石田彰が猗窩座への真摯な思い明かす、「鬼滅の刃」舞台挨拶に中村悠一・Lynnと登壇
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「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」公開御礼舞台挨拶・参にて、左からLynn、石田彰、中村悠一
「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の公開御礼舞台挨拶・参が、本日8月31日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、猗窩座 / 狛治役の石田彰、慶蔵役の中村悠一、恋雪役のLynnが登壇した。
吾峠呼世晴のマンガを原作とする「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰󠄀豆子を人間に戻すため“鬼殺隊”として奔走する物語。「無限城編」では炭治郎と鬼殺隊最強の剣士“柱”たちが、宿敵・鬼舞辻無惨との決戦に挑むさまが3部作でつづられる。「第一章 猗窩座再来」は7月18日に初日を迎え、公開38日時点では観客動員1982万、興行収入280億円を超えるヒットを記録している。
改めて現在の率直な気持ちを聞かれると、石田は「原作マンガの人気が高いことは前提として、アニメーション映画になったこの作品が皆さんに受け入れられた証なのかなと思います。これだけ多くの皆さんに熱量を持って歓迎されているのは本当にありがたいです」と感謝。中村は本作の感想を「とにかく映像の情報量が多く、劇場で鑑賞することに適していると率直に感じました」と実感を込めて話し、Lynnも「画面から伝わってくるパワーがすごかったですし、メインで描かれる3つの戦いはそれぞれにずっしりと重いストーリーがあり、1つひとつの戦いで映画が1本作れそうなところが本作に凝縮されていることで、これだけエネルギッシュなものになっているのだと感じました」と分析した。
トークでは、猗窩座の過去の物語へと踏み込んでいく。鬼になる前の「狛治」も演じた石田は「前回の『無限列車編』ではヒールとして登場しましたが、今回は狛治という猗窩座の過去が描かれました。狛治をきちんと演じなければ、猗窩座というキャラクター自体が悪いままになってしまう。そのポイントを外さないように意識して、今回が正念場なんだぞという気持ちで本作と向き合いました」と真摯に伝えた。そんな狛治の師・慶蔵を演じた中村は「危ない人に映りかねないと言いますか。だから彼の持つ快活さとともに、狛治は悪い人間ではなく環境でそうなっているだけであるという、その本質に気付いている人物像だと感じてもらえるよう意識しました」と説明。石田は「慶蔵のような存在に出会えたからこそ、狛治のその後の人生があったんだと思います」としみじみ口にする。
そして慶蔵の娘・恋雪を演じたLynnは「とにかく“かわいい恋雪ちゃん”をお届けしなくてはという気持ちでした。狛治さんと出会ったことで自分の気持ちをまっすぐに伝える勇気や覚悟が生まれ、未来へと歩んでいけるようになった恋雪ちゃんを表現できればと思って演じました」と丁寧に言葉を紡いだ。最後に石田は「今日この会場に来てくださっている皆さんはもちろん、ライブビューイングでご覧になっている皆さん、そして今日まで劇場に足を運んで盛り上げてくださっている皆さん、本当にありがとうございます。『猗窩座再来』を皆さんの胸に刻み付けていただけたら」と改めて感謝の思いを伝え、イベントの幕を引いた。
また今回のイベントを記念して、猗窩座の血鬼術「術式展開 破壊殺・羅針」の床面をイメージした、直径約10mの「羅針フロア広告」が、8月30日より東京・新宿バルト9の9階ロビーにて展開中。10月9日まで床面に設置され、今後もほかの地域の施設や駅で順次展開予定だ。
「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」は全国で上映中。
©︎吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable