特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』をより楽しめるコンテンツが発表
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特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』
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すべて見る特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』が、9月9日(火)から11月30日(日)まで東京国立博物館 本館特別5室で開催される。今回、本展をより楽しむことができるコンテンツが発表された。
本展は、鎌倉復興当時の奈良・興福寺北円堂の空間を再現し、仏師・運慶の傑作である諸仏像を展示する。北円堂は721年に創建され、1180年に焼失したが、その後興福寺所属の仏師・運慶が一門の総力を挙げて復興した空間である。本尊の弥勒如来坐像は日本彫刻史上最高傑作との評価も高い。
このたび、週末の夜にじっくりと祈りの空間を楽しむことができる夜間開館の実施が決定。毎週金・土曜日および9月14日(日)、10月12日(日)、11月2日(日)、11月23日(日)は午後8時まで実施される。なお入館は閉館の30分前までとなる。
「夜間特別鑑賞会」も9月24日(水)、10月8日(水)、10月22日(水)の午後6時から8時まで開催される。奈良・興福寺の僧侶による解説が各日2回行われ、限られた人数でゆっくり鑑賞できる特別な機会となっている。参加料は1,800円(税込)で、別途本展観覧券が必要となる。興福寺の御朱印付きプランとなっており、各日定員150人まで。
このほか、「興福寺僧侶が語る歴史と文化」と題したミニ講座も全6回開催される。9月19日(金)、10月10日(金)、10月24日(金)は本館地下1階みどりのライオンで、10月22日(水)、10月28日(火)、11月20日(木)は平成館1階大講堂で実施される。聴講料は無料(当日入館料が必要)で、事前申し込みが必要となる。
展覧会特設ショップでは本展オリジナルグッズが販売される。国宝四天王立像(多聞天)を精巧に再現した「フィギュア多聞天」(12,000円/税込)や、奈良県産「大和ルージュ」と岩手・小岩井農場産バターを使用したクッキー(1,850円/税込)などが用意される。


来場者全員には、北円堂内を荘厳する「戸帳」の樹木と鹿のモチーフをデザインした「運慶展オリジナルカード」が配布される。カードのQRコードを読み取ると、興福寺の変遷と祈りを紹介する映像を視聴できる。

そして東京国立博物館応挙館内のTOHAKU茶館では、本展とのコラボメニューも販売される。奈良の食材を使用した茶粥やそうめんのセットメニュー、興福寺執事長監修のスパイスカレーなどが提供される予定だ。


<開催情報>
特別展『運慶 祈りの空間―興福寺北円堂』
会期:9月9日(火)~11月30日(日)
会場:東京国立博物館 本館特別5室
休館日:9月29日(月)、10月6日(月)、14日(火)、20日(月)、27日(月)、11月4日(火)、10日(月)、17日(月)、25日(火)
開館時間:9:30~17:00
※毎週金・土曜日および9月14日(日)、10月12日(日)、11月2日(日)、11月23日(日)は午後8時まで開館
※入館は閉館の30分前まで
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2559720
公式サイト:
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/unkei2025/
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