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片岡千之助「命のすべてを削る」、主演ルネサンス音楽劇「ハムレット」が開幕

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ルネサンス音楽劇「ハムレット」より。(撮影:間野真由美)

片岡千之助が主演を務めるルネサンス音楽劇「ハムレット」が9月3日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。

本公演は、シェイクスピア劇「ハムレット」を、声楽家の彌勒忠史が演出を担当し、“ルネサンス音楽劇”として立ち上げるもの。出演者には千之助のほか、オフィーリア役で花乃まりあ、レアティーズ役で高田翔、ホレイショー役で山本一慶、王妃ガートルード役で朝月希和、王クローディアス役で福井晶一が出演する。

千之助は、本作の見どころについて「ほかの悲劇とは一味違った魅力がこの作品に宿っているのではないかと僕は信じています。その魅力を、魂を、命のすべてを削る意気込みで臨んで、お客様に少しでも届けられるように頑張ります」とアピールした。

上演時間は休憩ありの約2時間50分。東京公演は9月9日まで。その後、13日から15日まで京都・先斗町歌舞練場でも上演される。

片岡千之助コメント

あっという間の稽古期間が過ぎ、とうとう初日が来てしまいました。

言葉では表現しきれないんですけど、とにかく幕は開きますので、少しでも多くのお客様に喜んでいただけますように頑張ります。

見どころについて

歌舞伎の公演でもよくこのようなご質問をいただくんですけれども、皆様に観ていただいて、ここが好きだな、ちょっとした表情やあのセリフ好きとか、本当にいっぱいあると思うんです。どこか特定できるものではないのかなと思っています。少しでも多くの方にあそこが良かった、ここが良かったと観ていただいた後に感想が出てくるようにできたら。

ほかの悲劇とは一味違った魅力がこの作品に宿っているのではないかと僕は信じています。その魅力を、魂を、命のすべてを削る意気込みで臨んで、お客様に少しでも届けられるように頑張ります。

花乃まりあコメント

私も殿下の緊張をひしひしと感じて、だいぶ緊張してまいりました、今この瞬間です。

本当にたくさんの先輩方が、素敵な役者さんたちが、色々な国で、色々な場所で演じてこられた「ハムレット」ですけれども、このカンパニーでしかできない、ならではのハムレットをお客様にお届けできたら嬉しいなと思っております。

心を込めて演じたいと思います。

高田翔コメント

初日を迎えとても緊張しています。これまで1ヶ月間稽古してきたものがどのようにお客様に伝わるのか、とても楽しみでもあり、ちょっと心配な部分もありますが、最後の京都公演まで皆さんが無事で、最後まで突っ走っていけたらと思っております。

山本一慶コメント

ルネッサンス音楽劇というタイトル通り、当時の音楽も使って「ハムレット」を届けていますので、見て聴いて楽しんでいただけたら。

朝月希和コメント

いよいよ初日を迎えるにあたり、昨日の舞台稽古を終えても、まだちょっと心が張り詰めている、そんな自分を感じました。でも、それだけ感情が揺さぶられるシェイクスピア作品の偉大さを実感しております。ご覧になったお客様が、この感情の揺さぶりを体感していただける、そんなお舞台をお届けできるように、ガートルート役を精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

福井晶一コメント

まだまだ稽古したいというのが本音で、あと2週間ぐらいあれば、もっともっと上を目指せるのかなと思いますけど、今日が初日ということで、精一杯1ヶ月やってきたことをお届けするだけだと思っています。僕は20代の頃に劇団四季でも「ハムレット」に出演していましたが、まさか自分が20年ぶりくらいにクローディアス役をやるとは思っていませんでした。素敵な王子と、そして素敵なキャストの皆さんと共に素晴らしい作品を多くの方にお届けしたいと思っています。

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©2025.ルネサンス音楽劇 ハムレット