スポーツ界に問題提起する「ジュリーは沈黙したままで」予告、ナレーションは伊東蒼
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「ジュリーは沈黙したままで」本ポスタービジュアル
第97回アカデミー賞国際長編映画賞のベルギー代表に選出された「ジュリーは沈黙したままで」の本予告がYouTubeで公開された。
ベルギーのテニスクラブに所属する15歳のジュリーを主人公に据えた「ジュリーは沈黙したままで」は、子供が“小さな大人”として扱われるスポーツ界に問題意識を投げかける作品。ある日ジュリーが信頼していた担当コーチのジェレミーが指導停止となってクラブから姿を消し、教え子のアリーヌが不可解な状況下で自ら命を絶ったことから物語は展開していく。クラブに所属する全選手にジェレミーについてのヒアリングが行われる中、彼ともっとも近しい関係だったジュリーに大きな負担がのしかかる。
将来を有望視されている天才選手ジュリーを、実生活でもテニス選手であるテッサ・ヴァン・デン・ブルックが演じた。また劇中に登場するティーンエイジャーたちは全員ノンプロの俳優が起用されている。
予告にはアリーヌの死、コーチ交代の知らせと次々に予期せぬ出来事が起こるさまを収録。ジュリーたち選手の不安が募っていくものの、クラブの大人は「何も変わらない」と言い放つ。そして日々のルーティンを崩さずにトレーニングに励むジュリーがなぜかジェレミーに関する調査には沈黙を続ける様子、「相談できる人はいる?」「はい。ただ話したくないだけ」という会話が収められている。
予告のナレーションは伊東蒼が担当。今回が映画予告初ナレーションとなった伊東は「実際にテニスプレイヤーでもあるテッサ・ヴァン・デン・ブルックさんのプレイシーンは観客をスクリーンに惹きつけ、未成熟な若き心の機微をこぼさない表情や仕草は、今この瞬間を逃してしまえば、二度と出会うことはできないような切なさで満ちていました」とコメントした。
ベルギー・スウェーデン合作映画「ジュリーは沈黙したままで」は10月3日より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかで公開。
なお同作は、けがを隠して競技を続ける12歳の体操選手を描いた短編「Stephanie(原題)」で注目を集めたレオナルド・ヴァン・デイル が監督を務めた。共同プロデューサーにはダルデンヌ兄弟として知られるジャン=ピエール・ダルデンヌとリュック・ダルデンヌが名を連ね、テニスプレイヤーの大坂なおみがエグゼクティブプロデューサーとして参加。クレール・ボドソン、ピエール・ジェルヴェー、ローラン・カロンらが共演している。なお本作は第77回カンヌ国際映画祭の批評家週間にて上映されSACD賞を受賞した。
伊東蒼(俳優)コメント
今の私が映画をみて感じた素直な気持ちも、年齢や立場が変わっていけば、きっと変わっていくと思います。それでも、立場や年齢が変わっても誠実に相手と向き合いたい、と思わせてもらった作品です。
実際にテニスプレイヤーでもあるテッサ・ヴァン・デン・ブルックさんのプレイシーンは観客をスクリーンに惹きつけ、未成熟な若き心の機微をこぼさない表情や仕草は、今この瞬間を逃してしまえば、二度と出会うことはできないような切なさで満ちていました。
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