ケラリーノ・サンドロヴィッチ×緒川たまき「ケムリ研究室」最新作の上演が決定 コンセプトは「ナイーブな人たちの小さな物語」
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ケムリ研究室 no.5 最新作 仮チラシ
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すべて見るケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と緒川たまきによるユニット「ケムリ研究室」の最新作が、2026年3月29日(日)から4月19日(日)にシアタートラムで上演される。
2020年の旗揚げ以来、コンスタントに活動を続けているケムリ研究室。2020年のロマンティックコメディ『べイジルタウンの女神』で旗揚げし、2021年には安部公房原作の小説『砂の女』を舞台化。生演奏・映像・ステージングなどの強靭なスタッフワークと少数精鋭キャストにより繊細で緻密な世界観を立ち上げ、第29回読売演劇大賞優秀作品賞、最優秀女優賞(緒川)、第56回紀伊國屋演劇賞個人賞(緒川)を受賞した。2023年の『眠くなっちゃった』はディストピアの世界に生きる人間たちを描いた異色の近未来SF劇で、映像効果とステージングを駆使して退廃的な世界を創り上げた。2025年には、よりファンタジックにパワーアップした『べイジルタウンの女神』の再演が行われた。
第5回公演となる本作は、ケムリ研究室の見どころとも言える映像・ステージングを封じ、「ナイーブな人たちの小さな物語」をコンセプトに、濃密な会話劇を繰り広げる。KERAと緒川の構想では、少し前の時代を舞台に日本家屋に住む不器用な兄妹の物語が描かれるという。公開された仮チラシのビジュアルからもレトロモダンな雰囲気が漂い、これまでとは全く手触りの異なる作品の立ち上がりが期待される。
出演者には主宰の緒川たまきのほか、今年デビュー20周年を迎えた瀬戸康史、兄の瀬戸康史と初共演となる瀬戸さおり、劇団「ふくふくや」の副座長を務める清水伸、劇作家・演出家としてコンスタントにプロデュース公演を上演する傍ら、俳優としても数多くの映像作品に出演する赤堀雅秋、近年ではナレーションや声優としての活動も高く評価を受ける萩原聖人、本作が19年ぶりの舞台出演となる鈴木慶一が名を連ねた。
東京公演を上演後、4月から5月には全国を巡演する予定だ。
<公演情報>
ケムリ研究室 no.5 最新作
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:緒川たまき 瀬戸康史 瀬戸さおり 清水伸/
赤堀雅秋 萩原聖人/
鈴木慶一
2026年3月29日(日)〜4月19日(日)
会場:シアタートラム
※4月~5月 各地公演あり
詳細はこちら:
https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/kemuri-no5
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