クロエ・ジャオ新作「ハムネット」来年春公開　ジェシー・バックリー、ポール・メスカル共演

「ノマドランド」「エターナルズ」のクロエ・ジャオが監督を務める映画「Hamnet」が、「ハムネット」の邦題でパルコ ユニバーサル映画配給のもと2026年春に公開されるとわかった。

原作は、マギー・オファーレルが2020年に発表した同名小説。16世紀イングランドの小さな村を舞台に、薬草の知識を持ち不思議な力を宿したアグネス・シェイクスピアと、作家としてロンドンで活動する夫ウィリアム・シェイクスピア、そして3人の子供たちの物語がつづられる。アグネスは父親不在の中で子供たちを守り奮闘するが、不運にも11歳の息子ハムネットを失う。劇中では、アグネスの深い悲しみと苦悩から家族の愛と絆を浮かび上がらせ、ペスト禍に揺れる当時の人々、戯曲「ハムレット」が生まれた背景も描かれていく。

アグネスを「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のジェシー・バックリー、ウィリアムを「異人たち」のポール・メスカルが演じ、ジョー・アルウィン、エミリー・ワトソンも出演。製作にスティーヴン・スピルバーグ、サム・メンデスが名を連ね、オファーレルとジャオが共同で脚本を担当した。第50回トロント国際映画祭（TIFF）では最高賞にあたるピープルズ・チョイス・アワード（観客賞）を受賞している。

YouTubeで公開された海外版予告には、アグネスとウィリアムが出会う場面を収録。あわせて解禁された場面写真では、アグネスらを中心とした人々が劇場に集う様子などが確認できる。

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