横田慎太郎との思い出に阪神2軍監督・平田勝男が涙、「栄光のバックホーム」座談会映像

阪神タイガースで将来を期待されるも、脳腫瘍によって28歳で死去したプロ野球選手・横田慎太郎の軌跡を描く映画「栄光のバックホーム」の特別座談会映像がYouTubeで公開された。

同作では横田の病との闘い、そして引退試合となった2軍戦で彼が披露した劇的なラストプレーが、劇映画としてつづられる。座談会には入団時から横田を指導した阪神タイガース2軍監督・平田勝男、横田役の松谷鷹也、母・まなみ役の鈴木京香、映画の監督・秋山純が参加。撮影は阪神タイガース2軍の本拠地である兵庫・日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎で行われた。

座談会では、平田が「最初は緊張しすぎて挨拶もできないぐらい純粋な子でね。だけど野球が大好きで、練習を誰よりもがんばっていた」「あれは奇跡じゃないんです。毎日練習してましたから、彼の努力の結晶なんです」と横田のエピソードを次々述懐。育成選手として戻ってきてからのことを振り返っていると涙をこらえきれなくなり、集中して話に耳を傾けていた松谷も両頬を濡らす。

また鈴木は「入団時の色紙の“日々成長”という言葉を甲子園歴史館で見て、私たちにとっても大事な言葉だから自分もその言葉を胸に仕事をしようと思った」と目を潤ませ、秋山は「生きる勇気を持ってもらいたいという僕らの祈りを込めて作った作品なので」と熱い思いを語った。動画には、このほかのトークもたっぷり収められている。

「栄光のバックホーム」は、11月28日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。前田拳太郎、伊原六花、山崎紘菜、草川拓弥（超特急）、萩原聖人、上地雄輔、古田新太、加藤雅也、小澤征悦、平泉成、田中健、佐藤浩市、大森南朋、柄本明、高橋克典らも出演した。

©2025「栄光のバックホーム」製作委員会