オーストラリアAに続いて、真打ワラビーズが国立に登場! スアリイ、ジョーゲンセン、ケラウェイら超強力フィニッシャーがズラリ!!

10月18日・ヨドコウ桜スタジアムのピッチに立ったオーストラリアA代表は、無慈悲なまでにJAPAN XVを圧倒した。JAPAN XVがスピーディなアタックを見せても、ディフェンスは乱れず。苦し紛れにイチがバチかのキックを放てば、待ってましたとばかりに一気にラインブレイク。JAPAN XVのディフェンスが少しでも遅れれば、あっさりとトライを奪って去った。終わってみれば、7-71。『アサヒスーパードライ CHALLENGE MATCH 2025』で豪州AはJAPAN XVに何もさせなかったのだ。

オーストラリア代表のセカンドチームは力の差をまざまざと見せ付けたが、ワラビーズはもっと強烈である。若くスピードとスキルに併せ持ち、抜群の突破力も誇るCTBジョセフ=アウクソ・スアリイとWTB/FBマックス・ジョーゲンセンに隙を見せれば、たちまちトライゾーンへ侵入する。さらにWTB/FBアンドリュー・ケラウェイをはじめ、WTBハリー・ポッター、ディラン・ピーチなど個の能力で前進するフィニッシュ―が揃う。ニック・ホワイトが去ったSHにはカラニ・トーマスが新たに招集され、『ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)2025』でジェームス・オコナー、テイン・エドメッド、トム・リナーが10番を背負った司令塔争いには13人制『ラグビーリーグ』からの復帰となるカーター・ゴードンが名乗り出た。

BKだけではない、FWにもタレントが揃う。NO8ハリー・ウィルソン主将はハードなコンタクトと怒涛のボールキャリーでワラビーズをリードする。LO/FLトム・フーパーは欧州ツアーからの参加となるが、2・3列目にはLOのニック・フロストとルカン・サラカイア=ロト、FL/NO8フレイザー・マクライト&ロブ・ヴァレティニ、NO8ピート・サムなど確かな実力者が揃う。1番は豪州歴代最多151キャップを誇るPRジェームス・スリッパ―が『ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)2025』をもって代表から身を引いたが、元オールブラックスのエイダン・ロスを選出し、3番には85キャップのアラン・アラアラトアと65キャップのタニエラ・トゥポウという経験豊富なふたりが名を連ねる。まさに多士済々である。

10月4日に行われた日本代表75キャップの田中史朗氏と豪州代表125キャップのマイケル・フーパー氏による『レジェンドトークセッション』では、ワラビーズの注目選手をこのように挙げていた。
田中「オーストラリアは能力の高い選手が本当に多い。僕は9番の選手をよく見るので、ジェイク・ゴードン選手に注目している。サイド攻撃もすごく強いし、ディフェンスも強くて、チームを前に押し上げる能力が高い。ゴードン選手がスペースにボールを運んで前に出られるかが大きなキーポイントになると思う」

フーパー「今シーズン、FWパックが非常に印象に残っている。ブレイクダウンで存在感を発揮し、どこからでもゲインラインを突破し、バックスリーが活躍できるように支えている。BKではジョーゲンセン、スアリイ、(レン・)イキタウ(欧州ツアーから参加)に注目している。そして田中さんも名前を挙げたジェイク・ゴードンに関しても、ケガから復帰してどんなプレーを見せるか注目している」

『リポビタンⅮチャレンジカップ2025』オーストラリア代表来日メンバーは以下の通り。
【FW】アラン・アラアラトア(ACTブランビーズ)85
アンガス・ベル(NSWワラターズ)45
ジョシュ・キャナム(QLDレッズ)1
ニック・チャンピオン・デ・クレスピグニー(ウェスタン・フォース)2
マット・フェズラー(QLDレッズ)15
ニック・フロスト(ACTブランビーズ)34
フレイザー・マクライト(QLDレッズ)35
ジョシュ・ナッサー(QLDレッズ)8
ゼイン・ノンゴール(QLDレッズ)16
ビリー・ポラード(ACTブランビーズ)16
トム・ロバートソン(ウェスタン・フォース)36
エイダン・ロス(QLDレッズ)0
ルカン・サラカイア=ロト(QLDレッズ)43
ピート・サム(NSWワラターズ)33
カルロ・ティッツァーノ(ウェスタン・フォース)11
タニエラ・トゥポウ(NSWワラターズ)65
ロブ・ヴァレティニ(ACTブランビーズ)57
ジェレミー・ウィリアムズ(ウェスタン・フォース)20
ハリー・ウィルソン(QLDレッズ)31
【BK】フィリポ・ダウングヌ(QLDレッズ)15
テイン・エドメド(NSWワラターズ)4
ジョシュ・フルツク(QLDレッズ)5
カーター・ゴードン(QLDレッズ)8
ジェイク・ゴードン(NSWワラターズ)32
マックス・ジョーゲンセン(NSWワラターズ)17
アンドリュー・ケラウェイ(NSWワラターズ)45
ライアン・ロナガン(ACTブランビーズ)2
ハンター・パイサミ(QLDレッズ)32
ディラン・ピーチ(ウェスタン・フォース)5
ハリー・ポッター(ウェスタン・フォース)7
ヘイミッシュ・スチュワート(ウェスタン・フォース)2
ジョセフ=アウクソ・スアリイ(NSWワラターズ)14
カラニ・トーマス(QLDレッズ)0
コリー・トゥール(ACTブランビーズ)4
※所属クラブの後の数字はキャップ数。

果たして、豪州Aに続いてワラビーズがホームチームを一蹴するのか、それとも、日本代表が7戦目の対戦で初勝利をマークするのか。『リポビタンDチャレンジカップ2025』日本代表×オーストラリア代表は10月25日(土)・国立競技場にてキックオフ。その後日本代表も豪州代表もヨーロッパ遠征へ突入する。日本は『リポビタンDツアー2025』として11月1日(土)・南アフリカ戦、8日(土)・アイルランド戦、15日(土)・ウェールズ戦、22日(土)・ジョージア戦、ワラビーズは11月1日(土)・イングランド代表戦、8日(土)・イタリア代表、15日(土)・アイルランド代表、22日(土)・フランス代表戦がラインナップ。またJAPAN XVは10月24日(金)・香港・カイタックスタジアムにてホンコン・チャイナ代表と対戦する。国立のゲームはチケット発売中。

リポビタンDチャレンジカップ2025 日本代表vsオーストラリア代表のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2562255

チケットラグビー
https://ticketrugby.jp/