ティルダ・スウィントンの猫耳姿も！ 映画『THE END（ジ・エンド）』新たな場面写真6点公開

ティルダ・スウィントンが主演を務めるミュージカル映画『THE END（ジ・エンド）』の新たな場面写真が公開された。

本作の舞台は、環境破壊によって居住不可能となってから25年後の地球。豪華な地下シェルターで暮らす富裕層の家族のもとに、ある日外の世界からひとりの若い女性が現れる。そのことをきっかけに、孤立しながらもルーティーンを守ってきた家族の脆い日常が静かに崩れ始め、やがて自らの過去と存在の真実と対峙することになる──。

監督を務めるのは、1960年代インドネシアで行われた大量虐殺を加害者視点で描いた『アクト・オブ・キリング』で第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされ、さらに同事件を被害者視点で描いた『ルック・オブ・サイレンス』で世界的に注目を集めたジョシュア・オッペンハイマー。キャストには母親役のスウィントンをはじめ、息子役でジョージ・マッケイ、父親役でマイケル・シャノンが名を連ねた。

この度公開されたのは、終末世界の豪奢で歪んだ地下生活を映し出した場面写真6点。キュートな猫耳姿の母親と父親が仮装を楽しみながら贅沢な食卓を囲む光景や、ハリウッドサインのジオラマを前に現実逃避する母の姿、ルノワールをはじめとする名画の前で突如歌い出す家族の姿などが収められている。これらの写真からは、現実と虚構、歓喜と絶望が混在する不穏な美しさが漂う。地球滅亡の危機に瀕しても、衣服、インテリア、食事など、贅沢の限りを尽くした生活を守ろうとする富裕者たちの歪んだ“終末の饗宴”が描かれている。

＜作品情報＞
『THE END（ジ・エンド）』

12月12日(金)公開

公式サイト：
https://cinema.starcat.co.jp/theend/

(C)Felix Dickinson courtesy NEON　(C)courtesy NEON