大関から序二段、そして奇跡の横綱へ! 照ノ富士の最後の土俵入りを!!
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照ノ富士引退伊勢ケ濱襲名披露大相撲のポスター
第73代横綱・照ノ富士が最後の土俵入りを披露する。来年1月31日(土)・両国国技館にて『照ノ富士引退伊勢ケ濱襲名披露大相撲』を行うのだ。
波乱万丈の14年間だった。破竹の勢いで大関の座を射止めると、綱を張るのも時間の問題と思われたが、両ヒザのケガによって在位14場所で陥落。糖尿病やC型肝炎などの内臓疾患にも見舞われ、4場所連続休場で序二段まで番付を落としたのだった。
何度も引退が頭をよぎったが、師匠・伊勢ケ濱親方(元横綱旭富士)の「まずは病気を治せ」の叱咤を受けて、照ノ富士は現役続行を決意。序二段から13場所かけて再び大関に復帰。そして大関として3場所中2場所で優勝し、角界の最高位まで駆け上がっていったのだ。
横綱昇進後もヒザのケガに悩まされて休場も目立ったが、優勝10回、横綱在位21場所中20場所にわたって一人横綱の重責を担った。だが、最後は右ヒザの古傷と腰痛が限界を超えて、令和7年『一月場所』6日目に引退を発表した。
引退会見の席で、天国から地獄、そして再び天国へ這い上がる土俵人生を照ノ富士は「いい時も悪い時もありましたけど、相撲人生を2回楽しむいい機会になったんじゃないかなと思う」と振り返った。さらに、序二段まで番付を下げた際の心境も「マイナスに捉えたら何もうまくいかないので、全部プラスに捉えてやってきました」とこともなげに言ってのけたのである。
師匠も「やっぱり横綱に昇進したこと自体、ある意味奇跡に近いですからね。二桁優勝という目標も立てて、それに向かってがんばった。その印象はこれからもずっと残っていくでしょう」と労った。
奇跡の横綱・照ノ富士の最後の大銀杏姿を見届けてみてはいかがだろうか。『照ノ富士引退伊勢ケ濱襲名披露大相撲』は令和8年1月31日(土)・両国国技館にて開催。チケットは11月1日(土)10時より一般発売。
照ノ富士引退伊勢ケ濱襲名披露大相撲のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2563435

