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岡田茉莉子が「浮雲」トークショーに登場、冗談で和ませてくれた高峰秀子&森雅之を回想

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「浮雲 4Kデジタルリマスター版」トークショーに参加した岡田茉莉子

第38回東京国際映画祭で映画「浮雲 4Kデジタルリマスター版」のジャパンプレミアが実施された。本日11月1日に東京・角川シネマ有楽町でトークショーが行われ、キャストの岡田茉莉子が登壇した。

「生誕120年 成瀬巳喜男特集」の1本として上映された「浮雲」は、林芙美子の同名小説を成瀬巳喜男が実写化したもの。戦中戦後の混乱期を舞台に、男と女の宿命的な愛と悲劇が描かれる。落ちぶれていく男・富岡を森雅之、それでも富岡から離れられないゆき子を高峰秀子が演じ、岡田は富岡と関係を持つ女性おせいに扮した。

岡田は成瀬の映画「舞姫」で銀幕デビューを果たした。「浮雲」での成瀬については「巨匠ですのにとても優しくしていただいて、あまり緊張もせずにできました」と述べ「主演作『芸者小夏 ひとり寝る夜の小夏』の合間での撮影で、掛け持ちでした。おせいは難しい役でしたから、まだデビューして間もない私にできるかなと思ったのですが、今になってみると本当に好きな役です」と笑みを浮かべる。

MCから「森さん演じる富岡たちと、コタツを囲むシーンがありましたね。富岡とおせいの視線のやり取りはどう意識したんですか?」と聞かれると、岡田は「成瀬さんはあまり演技指導をされない方なので、森さんと2人で自由にやらせていただきました」と回答。「森さんは普段は明るい方なんです。役とは全然違って冗談ばかりおっしゃる方。親切にいろいろと教えてくださいました。大先輩ですので私は小さくなっていましたが、森さんはそういったことは気にせずに扱ってくださって、とても楽にお仕事ができました」と振り返る。

また「高峰さんもとても和やかで明るい方で、私が緊張しないように冗談を言ってくださった。なのであまり緊張をせずにやれたんだと思います。まるでお友達のように付き合っていただきました。現場はすごく楽しかったです」とうれしそうに言葉を紡ぐ。

今なおファンを増やし続ける本作の魅力を聞かれると「70年経った今観ても全然退屈しないし、素晴らしいなと思いました。まだ(俳優として)出たばかりの私がよくあの中に入ってやったなと思いましたけれども」と若かりし頃の自分に思いを馳せる。

MCから「岡田さんはお元気ですね」と言われると、岡田は「本当に、まったく元気です」と力強く答えてほほえむ。「どこも悪くないし、一生懸命生きています」「スポーツクラブへ行って、エアロビクスをして、全身を動かすようにしています」と健康法も明かす。MCは驚きつつ改めて年齢を尋ねると、岡田は「いくつだと思いますか?」とにっこり。「キャリアから見れば大体わかりますよね」「70歳になります」とジョークを飛ばして会場の笑いを誘った。

今回の「生誕120年 成瀬巳喜男特集」では「めし」「銀座化粧」も上映。日本映画専門チャンネルでは「浮雲」「めし」「銀座化粧」4Kデジタルリマスター版が2026年1月、2月、3月にそれぞれオンエアされることが決定した。今回がテレビ初放送となる。また1月の日曜邦画劇場では4K版「浮雲」とともに、今回のトークショーの模様も放送する。