『モネ それからの100年』展 ロスコ、ウォーホルら後世代26作家の作品も
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クロード・モネ『睡蓮』 1906年 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)
展覧会『モネ それからの100年』が9月24日まで神奈川・横浜美術館で開催されている。
印象派の画家クロード・モネ。同展はモネが最晩年の集大成である装飾画『睡蓮』に着手してから約100年経ったことを記念するもので、初期から晩年までの絵画約25点と、後世代の作家26人による作品66点を展示する。
展示される約25点のモネの作品の内、『ヴィレの風景』を含む2点が日本初公開となる。後世代の作家の作品としては、アメリカ抽象表現主義の画家マーク・ロスコ、モーリス・ルイスなど、1950年代以降の絵画を展示。「モダンアートの先駆者」と呼ばれるモネの革新性を浮き彫りにする試みだ。
また福田美蘭の『睡蓮の池 朝』など、現役のアーティストの作品を新作を含めて多数展示。絵画に留まらず、版画、写真、映像などの幅広い分野の現代アートの中に、モネの芸術とその時代や地域、ジャンルを超えた繋がりを見出そうとする意図が込められている。
出展作家はアルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、マーク・ロスコ、ウィレム・デ・クーニング、モーリス・ルイス、サム・フランシス、ロイ・リキテンスタイン、ジャン=ポール・リオペル、ジョアン・ミッチェル、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、ルイ・カーヌ、 堂本尚郎、中西夏之、松本陽子、平松礼二、根岸芳郎、岡﨑乾二郎、児玉靖枝、鈴木理策、福田美蘭、丸山直文、湯浅克俊、小野耕石、児玉麻緒、水野勝規。