FC東京がウノゼロで先勝! 2週連続・国立決戦の天皇杯準決勝は町田のリベンジか? FC東京の返り討ちか?
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安斎颯馬(FC東京) (C)J.LEAGUE
11月9日、今季最後の『THE国立DAY』であり、2週連続の国立競技場決戦の初戦である『明治安田J1リーグ』第36節でFC東京がしてやったりのウノゼロを完遂。FC町田ゼルビアは試合を優位に進めながら、相手の2倍シュートを放つも1点が遠かった。
試合後、黒田剛監督は「ほぼゲームプラン通りに試合が進めた。ただ従来から課題だった決め切る部分が改善されなかった。足を振り抜きながらもクロスバーを越えたり、クロスを相手に当ててしまうのは個人のスキルに尽きると思う。チャンスは多くあった中で決め切れないことに尽きるゲームになった」と敗因を口にした。
見事なカウンターから決勝ゴールをマークした途中出場の安斎颯馬を、松橋力蔵監督は「本来は右SBが主戦場だが、攻撃力も非常に高く、前線からの守備力も兼ね備えているので、彼をひとつ前のポジションで起用することで守備を安定させる役割を果たしてくれる。攻撃の部分でも思い切りのいい飛び出しや冷静さも持っているので、この短い時間でもしっかりと力を発揮してくれて非常にうれしく思う」と称えた。
殊勲の決勝弾を決めた安斎は「簡単なシュートではなかったが、自分の気持ちもそうだし、その前のピンチを全員で防いだ気持ちも乗っかったゴール。身体が勝手にゴール裏に向かって動いた。いろんな思いがあり、最高の瞬間」と喜びを噛みしめた。
1週間後に同じ場所で同じ相手との再戦が待っている両チームの指揮官はこう意気込みを語った。
黒田監督「FC東京さんと同じ舞台で対戦できる『天皇杯』は、我々にとってはポジティブな要素。『天皇杯』でリベンジできるような準備をしていきたい。さまざまな反省点を見直しながら、チームがひと回り成長した形で国立に戻って来たい。同じ相手に2度連続して負けることは我々にとっては屈辱的なこと。石にしがみついてでも決勝進出を果たしたい」
松橋監督「(2週連続の対戦は)ずいぶん前からわかっていること、至ってニュートラルな感じ。『勝ったから難しい』『負けたらもう1回チャレンジできる』とか普通に考えればそうだが、今日の課題をしっかり見据えて、また次の準備をする。大きなチャンスが目の前にあるので、次のゲームを勝つことによってまた新たな景色が見えてくると思うので、次の一戦に対していつもと同じように準備を進めていくだけだと思っている」
果たして、町田がリベンジするとともに初の決勝進出を遂げるのか、それとも、FC東京が連勝し14年ぶり2度目の優勝へ向けて突き進むのか。3週連続国立のピッチに立つのはどっちだ。『天皇杯』準決勝・町田×FC東京は11月16日(日)・国立競技場にてキックオフ。もうひとつの準決勝・ヴィッセル神戸×サンフレッチェ広島は同日・パナソニックスタジアム吹田にて開催。決勝は11月22日(土)・国立にて控える。チケットは3試合とも発売中。
天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会 準決勝のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2559229
チケットJFA
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