離婚後の「バツイチ女性」が直面する現実 「自由の喜び」と「男性からの誤解」の狭間
ホビー・スタイル
ニュース
子どもがいない状態で離婚した場合、その後はひとり暮らしで生活していく人もいます。
それまで配偶者とふたりだった暮らしからひとりになったとき、想像していた自由と同時に思いがけない寂しさを覚えることも。
【熟年離婚】その後“新しい恋愛”はできる? ずっと独身? 夫と別れた女性たちに聞いた #2「バツイチの男性と会った時…」(ウレぴあ総研)
離婚したからこそ見えてきた「自分の姿」とは、どんなものだったのでしょうか。
「離婚後のひとり暮らし」を送る女性たちに話を聞いてみました。
「元夫と離婚したのは、些細なことで喧嘩になったときに『もともと好きで結婚したわけじゃない』と言われたのが引き金でした。
元夫からプロポーズの言葉はなく、『身を固めないと会社での立場に響くから』と言われ何となく入籍の流れになったのが、最初から失敗だったのだと後悔しています。
私自身、夫のことを大好きかと問われたら頷くことはできず、結婚にも理想があったわけではなく、こんなものだと思っていました。
結婚生活で一番苦しかったのは夜に何もないことで、それでも子どもはほしいと思っていた私はそれとなく夫を誘ったけれど、『俺はほしくない』ときっぱりと言われてから心の溝は一気に深くなりました。
レスで仮面夫婦状態に近かったので、夫の言葉を聞いてすっぱりと結婚に未練がなくなり、離婚そのものは特に揉めることなく成立しました。
その後、会社への通勤が楽になる距離でひとり暮らしを始めましたが、最初は本当に解放感がいっぱいで、好きでもない他人と四六時中同じ空間で過ごさなくていい自由に、感謝していましたね。
元から恋愛にのめり込むタイプではないので、独身に戻ったら『再婚とか絶対ないな』と冷静に考えて、でも彼氏くらいはほしいなとひとりで過ごす週末にはやっぱり思いました。
離婚したことは会社にも報告していて周囲にも隠さなかったせいか、会社では今まで話さなかった男性とも気軽に会話ができて、社内恋愛もいいかもなんて、週末の居酒屋に誘ってもらえるのが嬉しかったですね……。
ある男性社員と親しくなり、向こうも独身でいい雰囲気を楽しんでいて、一緒にお酒を飲んだ夜にそれとなくホテルに誘われました。
告白もなしにいきなり体の関係はさすがに無理、とショックを受けながらやんわりとお断りしたら、
『バツイチになって人肌が恋しいときとか、ない? 俺でよければ相手をするけど』
と返されて、そんな風に思われていたのかと衝撃でした。
女のバツイチが物欲しげに見られる現実は何となく知っていましたが、特に華やかでもなく女性らしさも薄い私のようなタイプでさえ、こんな男に狙われることが悲しかったです。
その男性とはそれきりになり、今も会社で顔を合わせると気まずいですね……。
友人に愚痴を吐いたら『そこで自分を安売りしなくて偉かったと私は思うよ』と言ってくれて、どうにか気持ちが収まりました。
離婚したら自由が広がる反面、バツイチというだけでおかしな目的を持って近付く人もいるのだと、別の大変さを知りましたね」(女性/35歳/保険)
【実は離婚を考えています】 #2話 もはや夫の誘いが気持ち悪い…!その時、妻のとった行動は?
離婚してひとりになった女性は、寂しくて人恋しいに違いない。こんな一方的な勘違いをする男性は少ない数ではなく、自分が誘えば乗ってくるだろうと自分勝手な願望を抱いて近付いてきます。
独身に戻ると、改めて恋愛の楽しみに身を置ける一方で、その気になれない男性とのつながりにも注意する必要があるのは窮屈ですよね。
一度流されてしまえば後で大変な思いをするのはやはり自分であり、たとえ本当に寂しいときがあるとしても、男性と安易に関係を持つのはおすすめできません。
どんな自分であっても責任を負うのは自分しかいないことを、忘れたくないですね。
(ハピママ*)
弘田 香

