『落下の王国 4Kデジタルリマスター』ヴェールに包まれたふたりの勇者を紹介する本編映像公開
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『落下の王国 4Kデジタルリマスター』 (C)2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
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本作は、『ザ・セル』で鮮烈なビジュアル世界を築き、世界に衝撃を与えた“映像の魔術師”ターセム監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成させた作品で、デヴィッド・フィンチャーとスパイク・ジョーンズが制作をサポート。フランシス・F・コッポラ監督作『ドラキュラ』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した故・石岡瑛子が衣装を手掛けている。今回のデジタルリマスター版では、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加されている。
傷ついたスタントマンの青年が純真な少女に語りだす、思いつきの冒険物語。それは、5人の勇者が悪に立ち向かう愛と復讐の叙事詩だった。
公開されたのは、スタントマンのロイが少女アレクサンドリアに語る壮大な“おとぎ話”の世界から、これまで紹介されてこなかったふたりの勇者にスポットを当てた映像。ロイが紡ぐ物語は、巨悪・総督オウディアスへの復讐を誓う、個性あふれる5人の勇者のおとぎ話。そのうちのひとりが英国出身の博物学者ダーウィン(レオ・ビル)だ。

英国紳士を連想させる黒いハットに、赤・白・黒の大胆なマントをまとい、虫眼鏡で生物を観察する姿は、知性と遊び心が同居する独特の存在感を放つ。さらに、ダーウィンの衣装は、何十種類もの色に染めた毛をカツラと同じ技法で植え込んだという石岡瑛子執念の造形となっている。
命ある万物を愛するダーウィンは、相棒の猿ウォレスと共に幻の蝶〈アメリカーナ・エキゾティカ〉を追い求めていた。その執念を嘲笑うかのように、総督オウディアスは追い求めていた幻の蝶の“死骸”を送りつけるという非情な行動に出る。ダーウィンが暴君に深い憎しみを抱くに至る瞬間を、叫びの後に広がる“バタフライ礁”の幻想的な映像が象徴的に切り取られている。
さらに、謎に満ちた“仮面の男”黒山賊の姿も公開。弟・青山賊とともに総督オウディアスから死刑を宣告されながらも逃亡に成功。別々に逃げることで生還を図りつつ、胸に刻んだ暴君への復讐を果たすべく、密かに暗躍を開始する。黒山賊の衣装は、スペインの闘牛士や日本の侍のイメージが継ぎ合わされ、ユニセックスなシルエットを備えた独創的な佇まいが特徴。勇者たちを束ね、先陣を切るリーダーとして物語を大きく動かすこの仮面の男の存在は、今後の展開を揺るがす重要な鍵となりそうだ。
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』本編映像(4人目の勇者ダーウィン)
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』本編映像(5人目の勇者 黒山賊)
<作品情報>
『落下の王国 4Kデジタルリマスター』
公開中

公式サイト:
https://rakkanooukoku4k.jp/
(C)2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
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