市川染五郎と世界的ファッションデザイナーの中里唯馬がコラボ! 舞台『ハムレット』キービジュアル公開
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舞台『ハムレット』キービジュアル キービジュアル衣裳デザイン・フォトグラフィー(市川染五郎):中里唯馬
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すべて見る2026年5月から6月まで東京・大阪・愛知で上演される舞台『ハムレット』のキービジュアルが公開された。
シェイクスピアの四大悲劇のひとつである『ハムレット』は、人間の苦悩を深く描いた傑作として長く愛されている作品。今回の上演では、歌舞伎俳優の市川染五郎がストレートプレイ初出演・初主演でハムレット役を演じる。
公開されたキービジュアルでは、染五郎と世界的ファッションデザイナーの中里唯馬とのコラボレーションが実現。中里は世界のファッションシーンで確固たる地位を築いているデザイナーで、高校卒業後に単身ベルギーへ渡り、アントワープ王立芸術アカデミーを日本人最年少で卒業した。2009年に自身のブランド「YUIMA NAKAZATO」を立ち上げ、2016年には日本人として森英恵以来史上2人目となるパリ・オートクチュール・ファッションウィークの公式ゲストデザイナーに選出された。現在も同ファッションウィークで唯一の日本人デザイナーとして継続的にコレクションを発表している。
今回のキービジュアルのために特別に制作された衣裳は、中里が「東洋」と「西洋」、「繊細さ」と「強さ」、「女性的」と「男性的」といった対立する要素を染五郎と「ハムレット」の中に見出し、表現したもの。繊細に揺れ動くハムレットの心象を「波」、復讐へと向かう強い意志を「炎」のイメージに託し、激しい炎に包まれるハムレットは、手作業により金属の鎖と繊細な糸を編み合わせた甲冑を纏っている。これにより強さの中にある脆さを表現している。メイクアップでは、強靭な金属の甲冑が激しい戦いにより崩れていくような質感を肌や髪に加え、勇敢さとしなやかさを併せ持つ立体的な人物像を描き出している。
ビジュアルの撮影は中里自らがカメラを手に持ち、染五郎と対話を重ねながら行われた。撮影ロケーションには相模湾の壮大な風景を望む場所が選ばれ、復讐の炎を宿す強いハムレットの姿や、夕暮れの海岸の静穏な波が広がるプリミティブな空間での憂いを帯びたハムレットの表情が切り取られている。なお中里が制作した衣裳は、染五郎のキービジュアル用にのみ使用される。

今回のコラボについて中里は、「デンマーク発祥の西洋の物語であるハムレットを、歌舞伎役者である市川染五郎さんが演じるとき、そこにはどんな衣服と背景が必要かを考えた先に見えたものは、西洋的でも東洋的でもない衣服を纏い、沈みゆく太陽を背に海に立ちすくむ姿でした。絶え間なく続く人類の戦いの歴史。しかし、染五郎さん演じるハムレットは、どこか違う道を示してくれるのではないか、そんな希望をカメラのファインダーを覗きながら感じました」とコメントしている。
染五郎は、「衣裳とロケーションとが見事に調和しており、身につけていても、海や自然と一体化していくような感覚を覚えました。波の動きや天気の移り変わりが、さまざまな葛藤を抱えめまぐるしく揺れ動いていくハムレットの心情と重なり、本番に向けてインスピレーションをいただいた、刺激的な時間でした」と振り返っている。
舞台『ハムレット』は、2026年5月9日(土) から30日(土) まで東京・日生劇場、6月5日(金) から14日(日) まで大阪・SkyシアターMBS、6月20日(土)・21日(日) に愛知・名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホールで上演される。
<公演情報>
舞台『ハムレット』
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:デヴィッド・ルヴォー
翻訳:松岡和子
出演:
市川染五郎
當真あみ
石川凌雅
横山賀三
梶原善
柚香光
石黒賢
竹森千人 吉田ウーロン太
浅野彰一 石原由宇 川原田樹 近藤隼 佐々木優樹 常住富大 伯鞘麗名 前東美菜子 水口早香 森内翔大
(オンステージスウィング)栗原功平 佐々木誠
【東京公演】
2026年5月9日(土)~30日(土)
会場:日生劇場
【大阪公演】
2026年6月5日(金)~14日(日)
会場:SkyシアターMBS
【愛知公演】
2026年6月20日(土)・21日(日)
会場:名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール
関連リンク
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2543170
公式サイト:
https://hamlet2026.jp/
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