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ヨーロッパ企画の新作冒険劇『インターネ島エクスプローラー』が全国を駆け巡る

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インタビュー

チケットぴあ

ヨーロッパ企画の新作『インターネ島エクスプローラー』が、2026年2月14日(土)・15(日)の2日間、北九州芸術劇場にやって来る。

劇団主宰の上田誠が脚本・演出を手掛ける本作は、南太平洋ポリネシア、イースター島のさらに東に存在する幻の島「インターネ島」を舞台とする冒険コメディだ。主人公の冒険家が、“人類の最果ての島”を求めて動くところから物語は始まる。

今作のテーマを、上田は“脱システム”だと語る。「AIや位置情報サービスなど、すべてがシステムに支配されつつある現代、あえて“システム上にないところ”で生まれる面白さ、人間らしさを表現できたら」。創設から28年、劇団がこれまで培ってきた「コメディの王道」さえも手放したいと考えているという。

“脱システム”舞台上の物理的な仕掛けにも見られそうだ。地図にない幻の島を目指すための「移動の仕組み」を新たに構築し、2時間弱の公演中、役者たちが舞台上を動き続けるような斬新な演出にも期待が高まる。また劇の世界観を形作るに欠かせない音楽は、シンガーソングライターの王舟(おうしゅう)氏が担当。上田曰く、「異国情緒があり、多国籍なムード。偏差値の高い王舟氏の音楽が、南太平洋の小島で繰り広げられる笑いとロマンに満ちた冒険劇を鮮やかに彩ってくれています」

主演を務めるのは金丸慎太郎だ。2014年よりヨーロッパ企画の舞台に客演し、昨年12月に正式入団。主演・座長として入団公演に臨む。なお金丸自身、世界一周をはじめ様々な旅を経験してきた根っからの冒険者。「逆張りで、人と同じことを選択しないところも今作の主演にふさわしい」と上田も太鼓判を押す。金丸自身は今作について、「本当に見たことのないシステムが真ん中に据えられた劇。マルチな職能を持ったメンバーが頭をフル回転させながら展開を作るので、“まともに面白く”仕上がっています。自身はツッコミ役として、ボケ側のしっかりとした仕掛けに純粋にリアクションしていくのみです。ライバルとなる金子大地さんほか、メンバーの掛け合いも楽しみにしていてください」と意気込みを語る。

またヨーロッパ企画の創作の核となるのがエチュード(即興劇)だが、今回、そのエチュードで大きな推進力となったのがアルピニスト役の石田剛太だという。上田曰く、「初回から堂々と役柄になりきり、厚かましさをもって新作を立ち上げていくエネルギーを発してくれました」。一方石田は、「正直、上田さんには『違う』と指摘されることもあるのですが…(笑)。多趣味で飽き性の自分がちょうど今、ハマっているのが“冒険”。上田さんが喜びそうな資料を事前に準備して稽古に臨んだところが評価されたのでしょう」と、ベテランらしく、充実した稽古の様子を語ってくれた。

3人のユーモアあふれる掛け合いから、すでに劇団の代表作となる予感を感じさせる『インター島エクスプローラー』。ヨーロッパ企画史上、最多の全国14カ所を巡り、九州では劇団初の「北九州芸術劇場」が舞台となる。

壮大なストーリーの中、笑いが込み上げて来る展開が次々と。クリエイティブで人間味あふれる冒険劇を、ぜひ劇場で体感して欲しい。

ヨーロッパ企画第44回公演
『インターネ島エクスプローラー』

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2562277

<東京公演>
2026年1月7日(水)~25日(日)
本多劇場

<大阪公演>
2026年2月6日(金)~8日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

<福岡公演>
2026年2月14日(土)・15日(日)
J:COM北九州芸術劇場 中劇場

<名古屋公演>
2026年2月25日(水)
愛知県産業労働センター (ウインクあいち) 大ホール

その他、下記地域にて開催
栗東、京都、新潟、仙台、魚津、広島、高知、横浜、倉吉、札幌

[作・演出]上田誠
[音楽]王舟
[出演]石田剛太 / 金丸慎太郎 / 酒井善史 / 角田貴志 / 諏訪雅 / 土佐和成 / 中川晴樹 / 永野宗典 / 藤谷理子 / 呉城久美 / 金子大地

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