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RWC2027でフランス、アメリカ、サモアと対戦! ジョーンズHC「ベスト4はやってできないことではない」

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エディー・ジョーンズHC

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2年後のターゲットが決まった。12月3日『ラグビーワールドカップ(RWC)2027』組み合わせ抽選会が行われ、日本はフランス、アメリカ、サモアと同じプールEに入った。日本代表を率いるエディー・ジョーンズHCはプール戦の顔触れを見た率直な感想を口にした。

「『RWC』のドローが決まって、どこと対戦するのか明確になった。これから対戦相手にフォーカスすることができるという思いだけ。意識しているのは3試合だけ。初戦の相手が決まったら、またそこに対して意識を持っていくだけ」

決勝トーナメント進出が義務付けられた組み合わせとの質問を受けると、ジョーンズHCはこのように返答した。
「これから各チームが『RWC』に向けて形をつくる段階に入る思う。フランスがトップランクなのは間違いなく、サモアはギリギリ入った状況に見える。だが、サモアのベストメンバーが揃うのは『RWC』だけ。彼らの本性は『RWC』でしかわからない。アメリカは新しいHCのもと強化を進め、キックを多用してくるスタイルを発展させている。このハイキックが現代ラグビーのひとつの重要なキーになっている。現代ラグビーでは空中戦が1試合平均30回行われるようになった。キックしてから再獲得するダブルポゼッションが今の戦い方には重要。それはデータからも見て取れる。これから3チームに注目していきたいし、これから2年間どうやって倒すかに着目し準備を積み重ねていきたい」

残り2年間、日本代表が強化すべきポイントは?
「まず今年強化できたのがアタックの中で適応していくところ。1年目から超速ラグビーは体現できたが、20分しか持たなかった。しかし、今年は試合によって、違うスタイルに持ち込むことをできた。非常に好戦的になり、相手にとって手強い相手になったと思う。引き続きアタックを継続していきたい。2027年の大会を考えると、ルール変更がない限り、かなりキックが重要視される大会になると思う。効果的なキックを蹴って、それを再獲得し、素早く攻めていくことがキーポイントになる。またキックのディフェンスもしなければならない。我々のクリーンキャッチの確率は30%、今後ディフェンスシステムを確立してその数字をもっと上げていかなければいけない。
また、ディフェンスも強化していきたい。選手たちはどの国に対してもディフェンスできるという手応えと自信を感じていると思う。とくにフランスに対して、ディフェンスが非常に大事になっていくと思う。だから、キックとディフェンスを強化していきたいと思っている。
もうひとつ付け加えると、オーストラリアの気候は北と南でだいぶ変わってくる。北のタウンズビルでは気温が30℃で湿度が85%と非常に蒸し暑く、南のメルボルンでは12℃くらいの冷たい雨が降ることがある。オーストラリアという大きな国の特性で極端な気候に適応することも大事になる」

ずばり、フランスにどう勝つのか?
「フランスは大きいFWがいて、22mに入ったきたらオフ9からディフェンスの間を突破してくる。デカいFWをふたりで止めないといけないし、ラック周りのディフェンスも大事になってくる。(アントワーヌ・)デュポンはケガから見事な復活を遂げた。トゥールーズで彼とで一緒にプレーする選手(齋藤直人)がいるので、彼から対策は聞いておきたい。また素早いアウトサイトバックスも揃っている。ただ何よりも自分たちにフォーカスして準備していかないといけない。『RWC』に向けて最高の準備をしたチームとしてオーストラリアに入ることが大事。それが唯一自分たちでコントロールできることであって、コントロールすべきこと。自分たちでコントロールしていきたい」

組み合わせ抽選会に臨む気持ちを質問されたジョーンズHCはこうコメントした。
「抽選会前は何も感じないが、決まった後はエキサイトする。誰と戦うのか明確になるので、『RWC』はすべての国が最高の状態で入って来て、会場もすべて満員でレフリングも素晴らしいレフリングをしてくれる。『RWC』はすべてがベストの大会。そこでプール戦をどう戦うかすべてがクリアになる。次はどういう順番で戦うかもわかる。
国内でも楽しみにしているラグビーの試合がたくさんある。大学ラグビーで次のタレントを探したいし、また矢崎(由高)がどういうパフォーマンスをするか注目している。今週末、早明戦があるので、みなさんも見に行ってください。リーグワンも開幕します。古巣の(東京)サントリー(サンゴリアス)がリコー(ブラックラムズ東京)と対戦する。伝統的にタフな試合になるだろう。見るべきラグビーの試合がたくさんあるし、対戦相手が決まって『RWC』に対する現実味が増した」

史上初のベスト4進出を期待するファンへのメッセージを求められたジョーンズHCの答えは?
「まずは『RWC』で最も注目されるザ・チームになりたいし、その結果ベスト4に入れれば最高。そのためにやれることをすべてやりたい。選手は持っているもの以上のものを出さないと達成できないと思っている。並大抵のエフォートでは実現できないが、やってできないことだとは思っていない」

『ラグビーワールドカップ2027』組み合わせ抽選会の結果は以下の通り。
【プールA】ニュージーランド(2)/オーストラリア(7)/チリ(17)/ホンコン・チャイナ(23)
【プールB】南アフリカ(1)/イタリア(10)/ジョージア(13)/ルーマニア(22)
【プールC】アルゼンチン(6)/フィジー(8)/スペイン(15)/カナダ(25)
【プールD】アイルランド(4)/スコットランド(9)/ウルグアイ(14)/ポルトガル(20)
【プールE】フランス(5)/日本(12)/アメリカ(16)/サモア(19)
【プールF】イングランド(3)/ウェールズ(11)/トンガ(18)/ジンバブエ(24)
※カッコ内の数字は12月1日付ワールドランキング。

『RWC2027』は2027年10月1日(金)~11月13日(土)・オーストラリア7都市にて開催。ジョーンズHCが言及した『関東大学対抗戦A』明治大×早稲田大は12月7日(日)・国立競技場にてキックオフ。『NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26』は12月13日(土)・全国各地で開幕する。

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 DIVISION 1の特設ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/

関東大学ラグビー 明治大対早稲田大 関東大学対抗戦のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2541276&rlsCd=001

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