優勝するために東京SGに必要なことは? 小野HC「自信を持ってアタックし、失点を減らす」、ケイン主将「一貫性」

12月4日・東京サンゴリアスが公開練習後、メディア対応を実施した。2年目を迎える小野晃征HCが来週末に迫った『NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26』開幕に向けて意気込みを語った。

「今季のスローガンは『PROUD TO BE SUNGOLIATH』。選手、スタッフ、ファンも含めてサンゴリアスの一員であることにプライドを持てるチームをつくっていきたい。昨年6位という悔しい順位を力にして、開幕に向けて準備したい。自分たちのアタックはブレてはだめだと思っている。メンツも含めて自信を持っているので、自信を持ってアタックし続けたい。去年を振り返って失点を減らすことも学びだと思うので、個人のところ、システムのところで止められるよう14週間準備して取り組んできた」

去年の学びについて小野HCは言及した。
「クラブとしてアタックはナチュラルにできる選手が多いと思うが、ディフェンスで崩された時、困った時にどういうシステムに立ち戻るかを取り組んでいる。ボールを持った時は自然にできるが、ボールを持っていない時にもナチュラルに立ち戻れるように準備している」

FLサム・ケインをキャプテンに任命した理由を問わると、小野HCはこう返答した。
「オールブラックで100キャップ以上あり、その中でキャプテンを経験している選手。彼を見ていると、主将でいる時の方が彼の強みが出たり、彼の力になっているので、主将に任命した。主将ではない時の方が遠慮する面がある。それは堀越(康介)という素晴らしい主将がいて当たり前のことだが、サムが主将というロールになってから、今季3季目、これまで見たことのないリーダーシップやハドルの発言がある。ホッコ(ハリー・ホッキングス)や流大がバイスを務め、リーダーシップサイド3人は周りを巻き込める、周りから信頼されている3人だと思うので、サム・ケインひとりだけではなく、3人でこのチームをリードしてほしい」

ズバリ、今季の目標は?
「個人的にはチームを優勝させること。自分も選手の時に優勝した瞬間が一番幸せな時間だったので、仲間とハードワークして結果を残して楽しいことを選手たちに経験してほしい。僕の目標は選手たちが優勝した姿を見られるようにサポートし、チームをつくっていきたい」

ブラックラムズ東京との『NTTリーグワン2025-26』開幕戦への抱負を求められると?
「14週間取り組んだことを出す。アタックはまず自分たちのラグビーを見せる。去年の学びとして点を止めるという部分を同時に見せたい」

同日、FLサム・ケインも記者たちの質問に答えた。ケインは主将に指名された時の率直な感想を口にした。
「光栄なこと。考えないといけない理由はふたつある。前回ホリ(堀越)がしっかり主将を務めてくれたこと、また外国人選手ということもあり、チーム内でリスペクトされた存在であるうえでキャプテンでありたいと思った。しっかり仕事をしていきたい」

東京SGが優勝するために必要ことは何か、ケインはこのように考えていた。
「3季目だが、プレシーズンを過ごすのは初めて。チームがどういうラグビーをしたいか、理解は深まった。コンディションもいい。これまでに比べて準備はできている。しっかりハードワークし、今に至るので。大事になるのは一貫性。リーグワンはハイレベルな争いで、どこがトップ6に入ってもおかしくない。去年は接戦をたくさん落としたので、しっかりしたパフォーマンスを保ってプレーオフに入って、ファイナルまでいくことが大事」

『NTTリーグワン2025-26』開幕戦・BR東京×東京SGは12月13日(土)・秩父宮ラグビー場、ホスト開幕戦・東京SG×トヨタVは12月20日(土)・味の素スタジアムにてキックオフ。ホスト開幕戦では先着2万名にサンゴリアス黄援タオル、アジパンダ広場にて先着1万名にノンアルコールビール「ザ・ベゼルズ」をプレゼント。読売ジャイアンツの人気マスコット・ジャビットとラグビー応援キャラクターのラガマルくんもやって来る。チケット発売中。

東京サンゴリアスのチケット情報
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027037

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 DIVISION 1の特設ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/