二ツ目屈指の実力者が渾身のネタおろし三席を披露『三遊亭花金 ネタおろしの会』
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『三遊亭花金 ネタおろしの会』ビジュアル
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通＝水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。
【水先案内人 橘蓮二のおススメ】
例年、年末年始は演芸場や大小様々なホールでは趣向を凝らしたプログラムの会が目白押し。
そんな師走からお正月にかけての華やかな雰囲気の中にあっても、決して浮わつくことなく落語家としての足下を確りと見つめ、スタンスを変えず愚直に歩み続ける二ツ目指折りの実力者・三遊亭花金さんが、年の瀬も押し迫った12月27日(土) の朝、西国分寺いずみホール Bホールにて『三遊亭花金 ネタおろしの会』と題し渾身のネタおろし三席を披露する。
2020年3月の二ツ目昇進から気付けば、早くも来春は6年目を迎える。演芸ユニット√9に名を連ねての活動と平行して積極的にひとりの高座を増やすなど、落語への探求心は並々ならぬものがある。今年からスタートしたネタおろしの会は今回で4回目。
「今はコツコツとネタを仕込む時期」
と謙虚さを失わず、一途に自身の落語を追い求める。さらにハードルを上げるように来年からは、ネタおろしの会のペースも2カ月～1カ月に1回の頻度で開催して行く予定だと言う。
日々、深く落語を想い圧倒的な稽古量を保持する者だけが、将来いつ如何なる時もさらりと名人芸を披露する大看板になれる。今日も三遊亭花金さんの歩みは止まらない。未来の名人を是非応援していただきたい！
＜公演情報＞
『三遊亭花金 ネタおろしの会』
2025年12月27日(土) 東京・国分寺市立いずみホール Bホール
開場 9:45 開演 10:00
価格：2,000円