集大成であり、全く新しい作品に──劇団普通『普通』石黒麻衣のコメント&舞台写真が到着
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劇団普通『普通』より (撮影:福島健太)
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すべて見る劇団普通の新作長編『普通』が、12月5日にシアタートラムで開幕。この度、主宰・石黒麻衣による開幕コメントと舞台写真が到着した。
本作では、「家族」という価値観の過渡期に生きる現代の人々の姿を全編茨城弁で紡ぐ。地方で実家を継ぎ、年老いた両親の面倒をみながら妻と暮らす男。若くして儲けた娘と息子は都会で暮らし、周囲にいるのは兄、叔父、従兄弟などの男たちだ。介護問題、夫婦関係、親子関係など、似ているようで少しずつ異なる事情を抱えた男たちは、お互い近くにいながらも少しずつ孤独を深めていく。出演者には、野間口徹、川島潤哉、中島亜梨沙、金谷真由美、岩瀬亮、細井じゅん、安川まり、月松亮が名を連ねた。



開幕に際し、石黒は「作品の完成までは、決して平坦な道のりではありませんでした。キャスト、スタッフの皆様のお力をお借りし、前回『秘密』に引き続いての山本貴愛さんの舞台美術の中で完成した本作品は、これまでの茨城弁の作品群の集大成と考えておりましたが、集大成であり、そしてまた一歩前進した全く新しい作品となったと思っております」とコメント。さらに「劇団普通にとってターニングポイントとなった『病室』のように、本作『季節』が劇団普通の新たな転機となる作品なのか、ぜひ皆様に劇場でご覧いただけますと幸いです」と観客へ呼びかけた。
シアタートラムでの上演は12月14日(日)まで。その後、2026年1月17日(土)に水戸芸術館ACM劇場で上演される。
■石黒麻衣 コメント全文
劇団普通『季節』が開幕いたしました。初のシアタートラムでの公演を大変うれしく思っております。作品の完成までは、決して平坦な道のりではありませんでした。キャスト、スタッフの皆様のお力をお借りし、前回『秘密』に引き続いての山本貴愛さんの舞台美術の中で完成した本作品は、これまでの茨城弁の作品群の集大成と考えておりましたが、集大成であり、そしてまた一歩前進した全く新しい作品となったと思っております。劇団普通にとってターニングポイントとなった『病室』のように、本作『季節』が劇団普通の新たな転機となる作品なのか、ぜひ皆様に劇場でご覧いただけますと幸いです。
撮影:福島健太
<公演情報>
世田谷パブリックシアター フィーチャード・シアター
劇団普通『季節』
作・演出:石黒麻衣
出演:野間口徹 / 川島潤哉 / 中島亜梨沙 / 金谷真由美
岩瀬亮 / 細井じゅん / 安川まり / 用松亮
2025年12月5日(金) 〜14日(日)
会場:東京・シアタートラム
【アフタートークゲスト】
12月6日(土) 18:00の回:白井晃(演出家・俳優・世田谷パブリックシアター芸術監督)
12月9日(火) 19:00の回:中野量太(映画監督)
12月10日(水) 14:00の回:佐久間宣行(テレビプロデューサー)
12月12日(金) 14:00の回:山内ケンジ(劇作家・映画監督・CMディレクター)
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/gekidanfutsu/
公式サイト:
http://gekidan-futsu.com/
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