ウクライナ国立歌劇場 名門歌劇場が3年ぶりに来日
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大相撲、安青錦の初優勝&大関昇進に湧くウクライナから、2026年の新年早々「ウクライナ国立歌劇場」が来日する。3年ぶり8度目の来日となる今回の演目は、ヴェルディのオペラ『アイーダ』と、プッチーニのオペラ『トゥーランドット』。オペラ史上屈指の名作2本を引っ提げての登場だ。
かつて「キエフ・オペラ」として親しまれてきた同歌劇場は、2022年2月に勃発したロシアのウクライナ侵攻によって不安定な状況に陥りながら、侵攻から3ヶ月後には劇場を再開。ウクライナの芸術を守るべく、現在も首都キーウにおいて公演を続けているというのだから凄まじい。2025-26シーズンには創立158年を迎える歴史と伝統を誇る歌劇場だ。
エジプト軍の将軍ラダメスと、敵国エチオピアの王女アイーダとの悲劇的な愛の物語を軸に展開されるオペラ『アイーダ』は、絢爛豪華の極み。“これぞオペラ”の醍醐味を味わえること間違いなしだ。一方、中国の都、北京を舞台としたプッチーニのオペラ『トゥーランドット』は、求婚者に謎掛けをして、解けなければ処刑することを繰り返してきた冷酷な姫トゥーランドットに挑む韃靼国の王子カラフと、生き別れた父ティムール。そして父を支える女奴隷リューを軸に展開される奇想天外な物語だ。無償の愛にトゥーランドット姫の氷の心が溶けるのか否か。有名なアリア「誰も寝てはならぬ」の意味を知るうえでも必見だ。
オペラ初心者にもピッタリのこの公演、オペラを楽しみながら、ウクライナ支援につながることを期待したい。
ウクライナ国立歌劇場(旧キエフ・オペラ)
「アイーダ」 「トゥーランドット」
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2559580
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