Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 横山大観、片岡球子らの名画が揃う 半蔵門ミュージアムにて特集展示『富士山 花と雲と湖と』1月17日から

横山大観、片岡球子らの名画が揃う 半蔵門ミュージアムにて特集展示『富士山 花と雲と湖と』1月17日から

アート

ニュース

ぴあ

片岡球子《花に囲まれし富士》1985年頃

続きを読む

フォトギャラリー(14件)

すべて見る

運慶作とされる《大日如来坐像》を中心に仏教美術を常設展示する東京・千代田区の半蔵門ミュージアムで、2026年1月17日(土)から5月10日(日)まで、富士山の絵画を集めた特集展示が行われる。

横山大観《霊峰不二》1939年

日本を象徴する山である富士山は、春夏秋冬、朝昼夕と、さまざまな姿を見せてくれる山だ。冠雪に覆われた白富士、太陽の光に染まった赤(朱)富士、湖に映る逆さ富士、山頂と太陽が重なるダイヤモンド富士など、富士山そのものの美麗な魅力があると同時に、仰ぎ見る名所としての三保の松原、田子の浦、芦ノ湖畔、富士五湖畔、忍野八海などと富士山との組み合わせも、その魅力の幅を広げてくれる。古来多くの画家によってその魅力がとらえられてきた富士山だが、今回の展覧会では、日本画家の横山大観、片岡球子、川﨑春彦、岡信孝、木村圭吾、平松礼二、版画家の笹島喜平、洋画家の田崎廣助、野田好子、櫻井孝美という10名の画家による15点の富士山の絵画が並ぶ。

平松礼二《路・花嶽》1990年頃

例えば、生涯に2000点を超える富士山の絵を描いたという横山大観の《霊峰不二》は、近景に三保の松原を配したもの。また500点以上に及ぶ「富士山」シリーズで知られる片岡球子の《花に囲まれし富士》や、日本の四季の美しさに感じ入り、満開の花とともに富士山を描いた平松礼二の《路・花嶽》、雲のたなびく富士山を湖からとらえた笹島喜平の《精進湖の富士》など、同じ富士山が主題でも、描く画家によって構図や色彩、あるいは花や雲や湖といった共に配するモチーフも異なる。それぞれの画家の個性がきわだった、美麗で独創的な富士山が楽しめるのが同展の魅力となっている。

重要文化財《大日如来坐像》 鎌倉時代 建久4(1193)年か

なお、同館は、真如苑が所蔵する仏教美術を一般に公開するために設立された文化施設で、常設展示では、運慶作と推定される重要文化財の《大日如来坐像》をはじめ、醍醐寺ゆかりの《如意輪観音菩薩坐像》、《不動明王坐像》、《二童子立像》などが拝観できる。

<開催情報>
『特集展示 富士山 花と雲と湖と』

会期:2026年1月17日(土)〜2026年5月10日(日)
会場:半蔵門ミュージアム
時間:10:00~~17:30(※入館は~17:00)
休館日:月・火曜
料金:無料
公式サイト:
https://www.hanzomonmuseum.jp

フォトギャラリー(14件)

すべて見る