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JUJUが惹かれるスウェーデンの空の色――「東京都美術館開館100周年記念 スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」で音声ガイドに挑戦!

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シンガーのJUJUが、東京都美術館にて1月27日から始まる絵画展「東京都美術館開館100周年記念 スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」で自身初の音声ガイドナビゲーターを務める。MCを務めるNHKの人気番組「せかほし」こと「世界はほしいモノにあふれてる」でも、たびたび北欧の雑貨や工芸品、文化を紹介し、彼の地への憧れを語ってきたJUJU。そんな彼女の目に、スウェーデン美術の黄金期を彩る絵画はどのように映ったのか? 音声ナビゲーター収録直後のJUJUに話を聞いた。

――人生初の音声ナビゲーターとのことですが、収録に参加されていかがでしたか?

JUJU 自分が美術館や博物館に行って音声ガイドを聴いた時に、一緒に楽しくなるようなガイドがいいなと思いながらやらせていただきましたが、気持ちばかりはやって非常に難しかったです! ナレーション原稿になかなか口がついていかず、私は滑舌が悪いんだなと感じました(笑)。でも、すごく楽しかったです。収録をやらせていただきながら、早く展示を見たいという気持ちがどんどん高まりました。

アウグスト・ストリンドバリ《ワンダーランド》 1894年 油彩、厚紙 スウェーデン国立美術館蔵 Photo: Erik Cornelius / Nationalmuseum

――今回の展覧会の音声ナビゲーターのオファーが届いた時の心境は?

JUJU 「私でいいんですか?」というのが最初の率直な気持ちでした。私自身は北欧が大好きなので、とても光栄なことと思いつつ、少しおそれ多いとも感じました。

――普段、プライベートで美術館や美術展に足を運ぶ機会はありますか?

JUJU 以前ニューヨークに住んでいたときは頻繁に訪れていましたし、一人旅が好きで、ヨーロッパに行ったときにも必ず美術館には行きます。

エウシェーン・ヤーンソン 《首都の郊外》 1899年 油彩、カンヴァス Photo: Nationalmuseum

――シンガーとしての活動において絵画や美術作品からインスピレーションを受けることはありますか?

JUJU 「この絵のような情景を歌にできたらな」という気持ちが起こることは多々ありますし、レコーディングの時に、これまで見てきた絵画や美術作品が頭の中に浮かぶこともよくあります。冬の曲に対して「あの時の雪景色の絵が」という感じです。また、音楽をやっている中で疲れた時、自分の好きな絵画の作品集などを眺めて心を落ち着かせるということはあります。

――今回の展覧会の副題が「日常のかがやき」となっていますが、JUJUさん自身が日常のかがやき感じるのはどんな瞬間ですか?

JUJU 今日(音声ガイドの収録を)やらせていただいた絵の中にも、ちょっとした1日の中の光の移り変わりがあって、朝には朝の光があり、昼には昼の光、夕方には夕方の光というのがあるんです。私も普段の生活の中で、数分ごとに変わっていく空の色だったり、好きな人たちが集まっているときに満ちあふれる、その場の幸せな空気感だったりが好きで、すごく大切にしているので、おこがましいんですが、通ずるものをたくさん感じながら、ナレーションをやらせていただきました。

グスタヴ・フィエースタード 《川辺の冬の夕暮れ》 1907年 油彩、カンヴァス Photo: Nationalmuseum

私、冬の空の色が本当に好きなんです。犬を飼っていて朝によく散歩をするんですけど、散歩する時には朝の冬の色があるし、空を見ながら「きれいだな」というのは常に感じています。
あとは、レコーディングスタジオの中で、私じゃなくてみんなが楽しそうだなっていう時の感じとか、そういうことも“日常のかがやき”なのかなと思います。

ニルス・クルーゲル《夜の訪れ》 1904年 油彩、カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵 Photo: Nationalmuseum

――今回、ご自身で見るのを楽しみにされている作品や作家を教えてください。

JUJU すべてが印象に残っていますが、特にアウグスト・ストリンドバリの「ワンダーランド」はぜひ見たいと思いました。あとは、エウシェーン・ヤーンソンの「首都の郊外」、グスタヴ・フィエースタードのまるで写真のような絵(「川辺の冬の夕暮れ」)も見たいですし、ニルス・クルーゲルの「夜の訪れ」のような空の色が本当に大好きです。エウシェーン王子の「静かな湖面」も良いですね。

――空の色に惹かれるんですね?

JUJU 気になりますね。「せかほし」でもスウェーデンや北欧を扱う回の時、空の色や人々の暮らしに心惹かれるものがずっとあったんですけど、それが(作品が描かれた)100年以上前の空の色も、いまの空の色も北欧は一緒なんだなって思うと、北欧に行きたい気持ちがさらに高まりました。

エウシェーン王子《静かな湖面》 1901年 油彩、カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵 Photo: Anna Danielsson / Nationalmuseum

――そもそも、JUJUさんの北欧への憧れというのはどこから来ているのでしょう? スウェーデンや北欧に対してどのような印象をお持ちですか?

JUJU 北欧のデザインが好きで、さらに「せかほし」で北欧の人々というのを知っていけばいくほど、すごくざっくりですけど「きっと北欧の人たちは良い人たちなんだろうな」と(笑)。

子どもの頃の初めての北欧との出会いはムーミンでしたし、私は雪深いところで育っているので、そもそも雪が多いところにも惹かれる傾向があって。あとは美味しいものが多いですよね。白夜とかは日本にいると絶対に経験できないことで、白夜ならではの楽しみ方というのもたくさん番組の中で知って、そういう非日常に自分を置いてみたいという気持ちがあるんだと思います。

また、フィン・ユール(デンマーク出身の建築家・家具デザイナー)の家具が好きなので、北欧に行って、いっぱい見てみたいなって思います。

――収録では、それぞれの絵画や作家にまつわるエピソードなども読まれたかと思いますが、特に印象的だったものはありますか?

JUJU 先ほども挙げた「首都の郊外」という作品なんですけど、(作者の)エウシェーン・ヤーンソンさんは病弱な方で、頻繁に外出されることなくストックホルムで過ごした方だと知りました。私は全然体は弱くないですけど、放っておくとあんまり外に出ようとしないタイプで、結構同じところにずっといることが心地よかったりするのもありまして。“親近感”と言うと言葉が違うと思うんですけど(笑)、すごく深掘りしてみたいなと思いました。

また、アーンシュト・ヨーセフソンさんが「スペインの鍛冶屋」で描いている人物もすごく素敵だなと思いました。なかなか画家の方に「描いて」と言うこともないじゃないですか? 「俺たちを描いてくれ」と言った鍛冶屋さんたちもすごいし、描いたヨーセフソンさんも。まさに“日常の中のかがやき ”なんだと思います。

あと、スウェーデンを含めて北欧では、カーテンを取り付けない家が多いと聞いたことがあります。暗くなるのが早かったりして、とにかく明かりを取り込むためにカーテンを付けないのと、家の中の明かりの取り方を外の人に見せるっていうのも、北欧の人たちの心意気みたいなもので。外から見た時に通りを通る人たちも窓辺の景色が楽しめるというのは、私が北欧に惹かれる理由のひとつで、気持ちの良い人たちだなと思います。

――スウェーデン絵画になじみない方も多いかと思いますが、今回の展覧会の楽しみ方について、ぜひJUJUさんの視点でアドバイスをいただければと思います。

JUJU また空の色の話になるんですけど、よその国の絵にはない空の色がたくさん見られるのがスウェーデン絵画なのかなって、今日少し垣間見ただけでもすごく感じました。見るとうっとりするところだと思います。晴れた空でも、冬の空でも、すごく空が素敵なんです。スウェーデンならではでありつつ、たぶん日本人の心にもグッとくる空の色のような気がしています。東京だとあまり見かけない色かもしれませんが、日本のどこかにあるような空の色がたくさんある気がしていて、私はそれを探しに行きたいなと思います。

アーンシュト・ヨーセフソン 《スペインの鍛冶屋》 1881年 油彩、カンヴァス Photo: Anna Danielsson/Nationalmuseum

取材・文/黒豆直樹

〈開催概要〉
東京都美術館開館100周年記念
スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき

日程:2026年1月27日(火)〜 4月12日(日)
会場:東京都美術館
開室時間:9:30〜7:30
 ※金曜日は20:00まで
 ※入室は閉室の30分前まで
休室日:月曜日、2月24日(火)
 ※ただし2月23日(月・祝)は開室

[主催] 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
[協賛] DNP大日本印刷
[公演] スウェーデン大使館
[特別協力] スウェーデン国立美術館
[協力] 全日本空輸、ルフトハンザ カーゴ AG
[企画協力] S2

チケットURL
https://w.pia.jp/t/swedishpainting2026-tokyo/

オフィシャルサイト:
https://www.swedishpainting2026.jp/

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