第80回毎日映画コンクール「敵」が日本映画大賞、「国宝」は最多7冠 主演賞に吉沢亮
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映画「敵」ポスタービジュアル ©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA
第80回毎日映画コンクールの受賞作品・受賞者が発表された。日本映画大賞に輝いたのは、吉田大八が監督を務めた「敵」。李相日監督作「国宝」は主演俳優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、美術賞、音楽賞、録音賞の7部門を制した。
「敵」は筒井康隆の同名小説を、長塚京三主演で映像化した作品。妻に先立たれた元大学教授のもとに、ある日「敵がやって来る」と不穏なメッセージが届いたことから、彼の平和で完璧な日常が狂い出していく。共演には黒沢あすか、瀧内公美、河合優実、中島歩らが名を連ねた。
最多7冠の「国宝」は、主演俳優賞を吉沢亮が受賞。さらに監督賞は李相日、脚本賞は奥寺佐渡子、撮影賞はソフィアン・エル・ファニ、美術賞は種田陽平と下山奈緒、音楽賞は原摩利彦、録音賞は白取貢に贈られた。吉田修一の同名小説をもとにした同作では、歌舞伎の世界に生きる男たちの半生が壮大に描かれ、吉沢と横浜流星が歌舞伎俳優を力演。社会現象的なヒットを記録し、実写邦画歴代興行収入1位に躍り出る快挙を達成した。
また助演俳優賞は「宝島」の窪田正孝と「爆弾」の佐藤二朗が獲得し、スポニチグランプリ新人賞には「愚か者の身分」の林裕太が選出された。すべての受賞結果は以下に掲載している。
毎日映画コンクールは1946年に創設された映画賞で、映画評論家やジャーナリストら約80人が選考にあたっている。今回は2025年に国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品などが対象となった。贈呈式は2月10日に東京・めぐろパーシモンホールで開催。
第80回毎日映画コンクール 受賞結果
日本映画大賞
「敵」(監督:吉田大八)
外国映画ベストワン賞
「ワン・バトル・アフター・アナザー」(監督:ポール・トーマス・アンダーソン)
主演俳優賞
吉沢亮「国宝」
助演俳優賞
窪田正孝「宝島」
佐藤二朗「爆弾」
スポニチグランプリ新人賞
林裕太「愚か者の身分」
監督賞
李相日「国宝」
脚本賞
奥寺佐渡子「国宝」
撮影賞
ソフィアン・エル・ファニ「国宝」
美術賞
種田陽平、下山奈緒「国宝」
音楽賞
原摩利彦「国宝」
録音賞
白取貢「国宝」
大藤信郎賞
「普通の生活」(監督:水尻自子)
ドキュメンタリー映画賞
「よみがえる声」(監督:朴壽南、朴麻衣)
TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・日本映画部門
「おいしくて泣くとき」
TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・外国映画部門
「F1(R)/エフワン」

